希少なオメガの王妃は、王に愛されない。
世界には三つの性がある。
優れた魔力を持つアルファ、魔力自体は凡庸なベータ、そして特異な体質と高い魔力、神性を持つとされるオメガ。
その中でも男型オメガは、神からの使者と伝えられる聖オメガの血を色濃く継いだ、最も神に近しい神聖なる存在。
だが、移ろいゆく時代の中で男型オメガは淘汰されていき、今では人生で一度でも会う事ができたら奇跡、とまで言われるほどに希少な存在となった。
そんな時代の最中、東大陸の北方にある王国グレイシアでは、ある男爵家に一人の男型オメガが生まれた。
オメガ信仰が主流の世界で、希少なる聖なるオメガとして祀られていた──ジヴリール
希少な男型オメガを欲する者は多く、竜神教の法国システィーヌ皇国の教皇や東大陸の強大国ソリテュード帝国の皇太子などから狙われる中、ジヴリールは一人の少年と恋に落ちた。
グレイシア王国の王子ミカール──彼と運命の出会いを果たし、後に王妃として迎えられるジヴリール。
しかし。
男爵家の思惑や教皇の企み、そして王国を潰す機会を狙う帝国など、国や人の陰謀の糸が複雑に絡み合う中で、グレイシア王国の情勢は悪くなっていった。
そんな情勢の最中、王となったミカールは、最愛のオメガを、愛するからこそ手放すという苦渋の判断を下す。
一方で、追放されたジヴリールは、非道な扱いを受けてもなお、愛するアルファを想い続けた。
交錯する国や人々の思惑、救いの者と崇められし聖なるオメガ、アルファに流れる血の呪い、
そしてアルファを救うオメガの契り。
追放された王妃ジヴリールは、幾多の苦難の中で、血の宿命に秘められた真実を知り、愛する王を救う為に自ら王国へ帰還する。
長いすれ違いの中で、ジヴリールとミカールが紡ぐ運命は、果たして混迷するグレイシアを、滅びゆくミカール自身を救うことが出来るのか。
これは、希少な男型オメガと血の呪いを抱えたアルファ達の物語──
💠 王族アルファ×不憫健気オメガ
💠 番設定あり・すれ違い・執着愛・じれじれ展開
💠 救いと呪い、国と運命が交錯するオメガバース・ファンタジー
⸻
※完結約束!
※受けに横恋慕する間男(α)が登場します(監禁・無理矢理描写あり)
※やや暴力的表現、死ネタ(攻め・受けは死にません)、自慰・ヒート描写あり。苦手な方はご注意ください。
*複数サイトに掲載しています。
*pixivにて連載しているモノを加筆修正して載せている為、更新は不定期です。
先が気になる方はpixivの方も是非!!
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