罪深きシュトーレン

幼い頃から隣同士に住んでいる、夏樹と理沙。
お互いの家を行き来して二人で遊び、親同士にも親交があった。
お互いがお互いを「想っている」。
口には出さないけれど、それは伝わっていた。

しかし、その生活も中学生になった途端に崩壊する。
理沙が突然失踪したのだ。

あれから5年。
高校に進学して3度目の春。
彼女は突然現れた、転校生として。

想いと罪が、逃避行を生む。
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