大正没落令嬢は矜持より日銭を優先する〜身分を隠してカフェで稼いでいたら、エリート(?)青年が植物の謎と甘いお菓子を持って毎日絡んできます〜
「お母様、矜持で腹は膨れないのよ!」
文明開化の熱気に沸く大都市・江都(こうと)。
貧乏士族の娘である三好あやめは、植物研究に財産をつぎ込む父と気位だけは高い母を抱え、すきま風の吹く家で極貧生活を送っていた。
「誇り」だけでは家族は養えない!と、彼女は女学校に通う傍ら、身分を隠しモダンなカフェ『カメリア』の給仕「しょうこ」として働きながら、家計を支える逞しい日々を送っている。
そんなあやめの働くカフェに毎日入り浸るのは、眉目秀麗な謎の大学生・レイ(鳳 怜夜)。
裕福な特権階級の坊ちゃんである彼は、なぜかあやめを気に入り、舶来品の珍しいお菓子を対価に、街で起こる奇妙な「植物」にまつわる厄介事を次々と持ち込んでくる。
「祟り」だと恐れられるトマトの枯死、色が狂った紫陽花、山の民の怒りに触れた呪いの洋館——。
あやめは幼い頃から父に叩き込まれた「植物学の知識」で、これらの謎を鮮やかに(そして物理的に)解決していく!
なんとか家計を回しながら、忙しくも平和な日々を送っていた彼女だったが、やがて江都全体を揺るがす「翠の魔酒」を巡る陰謀に巻き込まれてしまい……?
身分を隠したエリートヒーロー×知識と逞しさで生き抜く没落令嬢。
キャラメルから始まる、大正浪漫風・痛快ボタニカル・ミステリー!
キャラメルより甘い関係になる、かも……?
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