闇ノ神の力を受けた勇者は、迫害されてもなお愛されたい。
異世界と呼ばれるその世界では、創造主が森羅万象を十二に分かち、それぞれの役割を持った十二ノ神が存在していた。その神々はそれぞれが好む種族の一人に、勇者や魔王と呼ばれる形で力を与えていた。
勇者は魔王を討ち、魔王は人間を滅ぼす。それが決められたことであった。
しかし、本来魔族に力を与えるはずの闇ノ神が人間の男の子に力を与えてしまう。
人間は彼を忌み嫌い、魔族も人間である彼を嫌う。そして、彼は愛せない。
これは、そんな彼が大事なものを得るための物語。
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