大嫌いなところで大好きな人と。
歯が痛いと思っていた。
でもーー本当に痛かったのは、別のところだった。
冷酷すぎる歯科医・白銀零。
優しいのに逃がしてくれない耳鼻科医・紫藤薫。
副鼻腔炎と虫歯。
最悪の診断をきっかけに、私の通院生活は始まる。
病院なんて、大嫌いなのに。
「逃げるな。ちゃんと治せ。」
突き放すようなその言葉に、何度も傷ついて、何度も腹が立って。
ーーそれなのに。
どうして、こんなにも忘れられないんだろう。
怖い。苦手。関わりたくない。
なのに気づけば、
一番、会いたい人になっていた。
大嫌いな場所で出会ったのは、
どうしようもなく、大好きな人でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ライト文芸大賞にエントリー中の
『痛いのは、歯だけじゃない』も毎日更新しています。
よろしければ、そちらも読んでいただけると嬉しいです!
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