二百年生きる聖女は恋をした
「聖女との結婚? そんなもの形だけだろう」——トレザ聖王国では国王が聖女と結婚し、正妃として扱うならわしがある。しかし聖女アリスティドはカルナード王子に嫌われ、彼が国王となってからもいないものとして扱われた。
二百年を生き、男性と交わることなく次の聖女を産んでから急激に老いて死ぬという聖女の人間離れした特性を恐れられてのことだ。
アリスティドは夫であるカルナード国王と会うこともほとんどなく、女性ばかりの聖女大聖堂で倹約質素の生活を営んでいたが、ある日王宮から女騎士クラウディアがやってきた。
初めは何の興味も湧かなかったアリスティドだが、次第にクラウディアの行動に心を動かされはじめ、悩み、やがて決断を下す。
二百年を生き、男性と交わることなく次の聖女を産んでから急激に老いて死ぬという聖女の人間離れした特性を恐れられてのことだ。
アリスティドは夫であるカルナード国王と会うこともほとんどなく、女性ばかりの聖女大聖堂で倹約質素の生活を営んでいたが、ある日王宮から女騎士クラウディアがやってきた。
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