不完全な聖域 ―完璧な姉の歪んだ恋情―(ブラコン)

​「日本中が恋をするその笑顔は、たった一人の弟に向けられた『呪い』だった」

​キー局の人気女子アナ、山本琴美。

お茶の間のヒロインとして完璧な仮面を被る彼女が、唯一、その仮面を脱ぎ捨てる場所。それは、2歳下の弟・奏太と過ごす、静まり返った深夜の自宅だった。

​「奏太、あんたの『初めて』を、あんなポッと出の女に渡したくないの」

​かつて彼に刻み込んだ、全裸の記憶と、消えない涙の痕。社会人となり自立しようとする奏太を、琴美は「完璧な姉」という名の檻に閉じ込める。
逃げ場のない愛憎が加速する、執着と純愛のサスペンス。
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