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麦畑の広がる、のどかな辺境。 その領主さまは、長命のエルフ――平民のわたし、リナを、なぜか見初めて、それはもう、甘く、溺愛してくださいます。 ――ただ、一つ。 領主さまのおそばは、いつも、不思議なほど、静かなのです。 街のざわめきも、人の悪口も、噂話も。……なぜだか、わたしの耳には、少しも、届きません。 聞こえるのは、夏風に、さわさわと鳴る『麦の穂ずれ』と、わたし自身の声だけ。 ……ねえ、領主さま。どうして、あなたのそばは、こんなにも、静かなの? ※二人にとっては、最初から最後までハッピーエンドです。 ※甘々ですが、ほの暗いホラー風味(長命のエルフの、静かで途方もない執着)があります。ヒロインは絶対に傷つかず、領主に深く愛されて幸せなままの物語です。幽霊やお化けは出ません。
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