春風の魔法少女 ルチルの大冒険
風魔法を操る少女ルチルは、『アスカンブラ』という国で運び屋を営む、ごく普通の女の子。
運び屋と言っても、物騒な何かを運んでいるわけではありません。
自前の魔法を使って宙に浮き、手紙や料理といった小さい物をお届け。
そういった町の人にとっての便利屋さんというのが、ルチルのお仕事なのでした。
そんな彼女の下にある日やってきたのは、大怪我をした男の子!
蒼白い炎を持つ彼は、クレインと名乗り、同時に南の大国『スヴァーダ』の皇子様ということも明かしてくれました。
山賊に連れ去られてここまで来てしまったけど、どうにかして祖国に帰りたいという彼の頼みを受け入れたルチル。
その胸には今を変えなくてはいけないという、漠然とした危機感だけを抱えて。
何かが変わるかもしれないという、未来への期待を抱いて――
ルチルの一世一代の大冒険が、今始まります。
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