異世の森のフクロウライフ~異端の厭世哲学を説くおれが異世界の森で悠々自適のカミ生活~
おれの名は稲森真守(イナモリマモル)
おれは12歳くらいで、この世のカラクリに気づいてしまった。
それから人生が馬鹿馬鹿しくなった。
これはたぶん不幸なことなのだと思う。
そんなことを考えていたら、異世界へ飛ばされていた。
異世界もまたカラクリでできたフィクションの世界だった。
異世界でもおれはおれのままだ。
特に華々しかったり、楽しかったりするわけでもない。
人間である限り、どこへ移ったとて、そこは俗世なのだ。
人間にできるのは、せいぜい社会から離脱することぐらい。
だからこの物語は、異世界転生ものではなく現生離脱ものと呼ぶべきかもしれない。
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