恋してしまった、それだけのこと

小学3年生の女の子が、母の妹に恋をした。

星野未来(ほしのみく)は、母の妹である水瀬沙織(みなせさおり)に恋をした。

出会ったとき、未来は8歳。
沙織は20歳の大学生だった。

優しくて、少し不器用で、どこか寂しそうなその人が好きな人は、私ではなく…私の「母」だった。

一生でたったひとつの初恋。
言葉にできない想いを抱えたまま、少女は季節を重ねていく。

あなたは私の叔母で。
あなたは私と同性で。
あなたは私と12歳も歳が離れていて。
あなたが好きな人は…私じゃなくて。

それでも、この初恋を諦めることは出来なかった。

これは、ひとりの少女の、恋のはじまりと記憶の物語。
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