散るか枯れるか ~勘助の選択~
信玄の知恵袋として家中に一目置かれる山本勘助。
しかし家中における自分の立場が、微妙に不安定になっていることに気づく。
軍議では、勘助の意向は否決される。
それでも勘助は、後世「啄木鳥の戦法」と呼ばれる作戦を思いつくが――。
しかし家中における自分の立場が、微妙に不安定になっていることに気づく。
軍議では、勘助の意向は否決される。
それでも勘助は、後世「啄木鳥の戦法」と呼ばれる作戦を思いつくが――。
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『もののふの一生は一瞬のことである。その一瞬の中でなにを果たすかが大事だ』……今は亡き池波正太郎先生が、『真田太平記(新潮社)』の中でそんな主旨の言葉をとある登場人物に言わせました。
翻って、本作では老いを意識した勘助の意地と諦観が堅実な筆致で描かれ、まさに一瞬のさなかに名軍師の光と影が吹き抜けた心地です。
頼山陽に習い、鞭声粛々夜河を渡るべし。
とても嬉しい感想です。
真田太平記でのセリフ、いいですね。
生き様だけでなく、死に様も意識しながら懸命に戦ってきた時代、枯れる前に自ら散ることを選択した勘助を、鮮やかに色付いて散ったモミジになぞらえて描きました。
すこしずる賢しこくも、最後は散る方を選んだ勘助。
読後感が良かったです。
知恵に少しずつ陰りが見え始める勘助。
馬場信春の謙虚さがとてもいいです。
※信汰さんの話はどれも手頃な長さでサクサク読めていいです。
感想ありがとうございます。
甲陽軍鑑では、勘助と信春が信玄に命ぜられて策を考えているので、それを土台にしています。
>>※信汰さんの話はどれも手頃な長さでサクサク読めていいです。
恐縮です。
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