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5章

20*

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「もうやだアイツら」

翌日の晩、珍しく早めの時間に寝室にやってきたジェイドは、なんだかとても疲れた様子で。

「アイツら?」

何かあったのだろうか?と顔を覗き込むと、すぐに彼の腕の中に引き摺り込まれて、抱きしめられた。

「父、母、姉だ」

耳元で不満そうに呟かれたその言葉に

「あぁ、、、」

大体のことに察しがついてしまって、思わず苦笑する。

私のそんな反応に、ジェイドは深くため意を吐いて。
「すまないな!アルマも揶揄われただろう?何で急にバレたんだ?」

私の髪を撫でながら、心底不思議そうに呟くジェイドに、私は「えっとぉ」と口籠る。

「その、ごめん。私が珍しくドレスを襟の深いものに変えてたから、、、」

そう言って自分の首元の、すでに寝巻きの上からは見えてしまっている痕をチョンと指差す。


「あぁなるほど、、、まったく鋭くて嫌になるな」

そこでようやく、全ての事に合点がいったらしい。納得した上で「すまない」と謝った彼は

「そのあたりは避けるか」

「え?まだつけるの?」

つけないという選択肢はどうやらないらしい。
驚いたように見上げると

「当然だろ?」

彼はまたあの妖艶な笑みを浮かべた。

唖然として見上げていると、彼は私の頬をゆっくりと撫でて、そして唇の柔らかさを堪能するかのようにゆっくりと口付けた。

「どうせすぐ消えるからな」

そう言うと、向かいあっていた私の身体をくるりと回して今度は後ろから抱きしめると、彼の手が私のお腹を、脇腹を撫でてそして胸を下からゆっくり持ち上げて、ゆったりと揺らす。

「本当は昨日寝てる隙につけようとしたんだけどな」

「っあぁ、っ」

チュッと肩口に口付けられて、ぞくりとした刺激に私はびくりと肩を揺らす。

やはり恥ずかしくて、口を手で覆おうかとおもうけれど、昨日の朝のユーリ様の言葉を思い出して思い止まる。少しでもジェイドが喜んでくれるのなら、、、。

「おいで」
胸を覆っていた手がウエストに回されて、ゆっくりと腰を押されて、されるがままに寝台に誘われる。

寝台に腰掛ければ、彼は私の前に跪くように座って


するすると両手を太ももに這わせると、寝巻きのスカートの部分をたくし上げていく。途中で内腿に彼が口付けて、チリチリと甘い痛みを覚える。

「そんなとこ!」
抗議の声を上げるけれど、ジェイドはどこ吹く風で、、、。

「見えないだろう?」
と意地悪く笑う。


「っそうだけど!」

まさかそんなところにつけられるとは思っていなかったのだ。

そんな私の戸惑いなんて気にしない様子のジェイドの手はどんどんと私の中心に向かって北上していく。

「今日はこっちをならそうか」

「こっちって、、、」

窺うように問われて、もちろん彼の言うこっちが何を指しているのかわからなくて私は首を傾ける。

「大丈夫、怖かったらちゃんと言えよ?」

そう言うや否や、するりと太ももを撫でていた手が腰を撫で、するすると下着が取り払われる。ヒヤリとした空気をその場所に感じて、私は自分に起こった事が一瞬理解出来なくて呆気に取られる。

「っ、、ちょっと!」

一拍おいて抗議するけれどすでに遅くて、誰にも見せた事のないその場所がジェイドの眼前に晒されてしまっている。

慌てて隠すように寝巻きの裾を引っ張るその手を、ジェイドにすかさず取られてそのまま寝台に押し倒されてしまう。

シーツに縫いとめられるように、息もできないほど激しく唇を奪われて、舌を絡められて、頭がぼんやりとしてくる。

「声抑えなくていいからな?」

ようやく唇が離れて、余韻を残す間もなくジェイドが不敵に笑う。

ようやく新鮮な空気を吸う事ができた私は、ぼんやりとそれを見上る事しか出来なくて。



気がついた時には、熱を持った柔らかいものが、秘所に押し当てられていた。
くちゅりと粘りつくような湿った音と共に、彼の舌に撫でられているのだと気がついた私が、抗議の声を上げようとした次の瞬間

「っぁああっ!」

ビリビリと腰の奥に疼く、今までにないほどの刺激を覚えて、一気に陥落してしまった。
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