トモダチ
川口修平は、ある時期から毎晩同じ悪夢にうなされていた。
幼いころ、名前も顔も思い出せない“トモダチ”と遊ぶ夢。
森の中で追いかけっこをし、そして必ず――その友達に食べられる。
夢の中では確かに呼んでいるはずの名前は、目覚めた瞬間に霧のように消えてしまう。
日常は妻の由紀恵と息子の晴彦とともに穏やかに続いている。
――修平は本当に、あの友達の名前を忘れてしまっただけなのか?
――それとも、思い出してはいけない理由があるのか?
ある日を境に動き出す、修平の秘密、そしてトモダチの正体。すべてが判明するとき、彼は・・・
幼いころ、名前も顔も思い出せない“トモダチ”と遊ぶ夢。
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夢の中では確かに呼んでいるはずの名前は、目覚めた瞬間に霧のように消えてしまう。
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