犬に星の名を
爵位も財産も美貌も持ちながら、誰の言葉も信じられなくなった公爵ユリアン。
ある雨の夜、彼が拾ったのは、名前すら奪われた奴隷だった。
「シリウス」と名を与えられた少年は、公爵の護衛として剣を学び、文字を学び、少しずつ成長していく。
やがて少年は気づく。
自分が欲しいのは、この人の持つものではない。
この人そのものなのだと。
そしてユリアンもまた、初めて「自分自身」を見てくれる存在を手放せなくなっていく。
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J庭60発刊の新刊です。後日談以外ネットで読めます。
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