青のループ
「本当はみんなと一緒に卒業したかった!」
高校時代。突然地元の学校の廃校が決まり、進路がバラバラになってしまった大輝、海斗、亜美、菜々子の仲良しグループ。
それぞれがそれぞれの道を選び、十年後。
仕事の都合でどんどん干涸らびていく地元の病院で働く亜美の元に、かつて好きだった大輝が自殺したという連絡が届く。
彼の葬儀に出て、今まで頑張ってきた人生ってなんだったんだろうとやさぐれている中、目が覚めたとき、まだ彼が死んでいない中学時代にタイムリープしていることに気が付く。
今度こそ大輝が死なない未来をつくるんだと、なんとか彼と進路を合わせようと頑張る亜美だったが、なかなか上手くいかなくて。
何度も何度も繰り返す中、本当に大切なものはなんですか?
ほろ苦いやり直しストーリー。
高校時代。突然地元の学校の廃校が決まり、進路がバラバラになってしまった大輝、海斗、亜美、菜々子の仲良しグループ。
それぞれがそれぞれの道を選び、十年後。
仕事の都合でどんどん干涸らびていく地元の病院で働く亜美の元に、かつて好きだった大輝が自殺したという連絡が届く。
彼の葬儀に出て、今まで頑張ってきた人生ってなんだったんだろうとやさぐれている中、目が覚めたとき、まだ彼が死んでいない中学時代にタイムリープしていることに気が付く。
今度こそ大輝が死なない未来をつくるんだと、なんとか彼と進路を合わせようと頑張る亜美だったが、なかなか上手くいかなくて。
何度も何度も繰り返す中、本当に大切なものはなんですか?
ほろ苦いやり直しストーリー。
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寂れていく郊外の描写と、ASMR声優になった友人という設定が、あまりに現代日本のリアルを描き出していて強く惹かれました。
他にもいろいろと読みかけの小説があったので最後まで読むのに時間がかかってしまいましたが、しばらく読まないでいても不意に思い出して続きが気になる、そんな不思議な小説でした。
心理描写も繊細で、ウケ狙いやどこかで見たようなシチュエーションではなく、ナマの人間の機微が滲み出ているようで、貴重な読書体験になりました。
新興宗教とはまた別の、「高度経済成長によって捏造された信仰」なんて普通書けません。町の歴史の話も含め、社会への深い洞察を感じます。
終盤、残りの話数が少なくなっていく中でどう解決するのかとハラハラしましたが、鮮やかな解決で脱帽です。さらに言えば、完全に解決するのではなく、あのシーンで終わるのが素晴らしい。
心に残る良い小説でした。
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