Kの因縁とゼロの衝動─珊瑚の繋がる物語─
中学二年の夏休み中、離島に住む倉本彼方はサーフィンを終えて家に帰ろうとしたとき、岩場で何かを探す少年と出会った。
見たことのない少年は夏川零といい、落としたネックレスを探しているのだという。
海の中に落ちていたネックレスを拾った彼方は、次の日も零と会う約束をする。
同い年だという零は、今まで出会ったことのない不思議な空気感の中で生きていて、そんな彼に彼方は惹かれていく。
島の名産である珊瑚を使った指輪を作り、別れ際、生まれて初めてのキスを交わし、互いの指輪を交換した。
夏休みが終わって学校へ行くと、クラスメイトに零とキスをしているところを見られていて、学校どころか島中に広まってしまう。
家族からも見放された感覚に陥った彼方は誰にも心を開かず、交換した指輪だけを支えに生きていこうと決心する。
中学を卒業した後は島を出る決意をし、高校は神奈川県にある高校へ進むと告げた。
高校を卒業した後も島には戻らず、愛する海の側で大学に入学した。男子学生寮に住むことになったが、そこで待ちかまえていたのは中学二年のときに別れた夏川零と、元クラスメイトで彼方を虐めていた九条海人で──。
見たことのない少年は夏川零といい、落としたネックレスを探しているのだという。
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