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剣鬼 闘技祭準備編
大迷宮攻略の成果
「まだやる気か?はっきりと言わせてもらうけど、あんた達じゃ俺には勝てないよ」
「舐めるな人間がっ……その剣が無ければ貴様など!!」
「もういいよ」
森人族の集団に視線を向け、レナは先ほどから他の人間に指示を与えている男を狙いに定め、縮地の能力を発動させて目の前まで接近する。
「うらぁっ!!」
「ぐふぅっ!?」
「隊長!?」
「馬鹿なっ!?ま、全く見えなかった……!?」
敵の目にはレナが一瞬で隊長と呼ばれた男の目の前に移動し、腹部を拳に突き立てていた。縮地は跳躍の上位互換に位置する移動スキルであり、格闘家や剣士の「加速」よりも移動速度は速い。普通の人間の目ではレナが瞬間移動のように現れたようにしか見えないだろう。
「き、貴様っ……!!」
「流石に気絶しないか……今度は鎧でも身に着けてろ!!」
「ぐはぁっ!?」
まだ意識が残っていた男の顔に膝蹴りを叩きこみ、レナは空中で回転しながら周囲の状況を確認し、自分を狙った弓兵に視線を向けた。
「こ、このっ!!」
「遅いっ!!」
「ひいっ!?」
相手が弓を構える前に地面に着地したレナは反鏡剣を振り翳して弓を切り裂く。武器を破壊された女性の森人族はその場にへたれ込み、それを確認した他の人間が慌てて魔法の準備を行う。
『風の精霊よ……』
「させるか馬鹿っ!!」
「わああっ!?」
魔法を発動させる前にレナは弓兵の身体を掴み、限界強化を発動させて肉体の身体能力を上昇させ、魔法を発動しようとした魔術師の一人に叩きつける。
「うわぁっ!?」
「痛いっ!?」
「くっ……このっ!!」
「回転!!」
1人だけ邪魔できれば十分であり、残りの敵から放たれた「風の槍」に対してレナは身体を回転させながら反鏡剣を振り抜き、全ての攻撃を捌く。精霊魔法と言えど、魔法を跳ね返す性質を持つ反鏡剣とは相性が悪いらしく、悉く攻撃を無効化された森人族達は悔しげな表情を浮かべる。
「に、人間がっ……!!」
「いい加減にうざくなってきたな……そろそろ終わらせるぞ」
「舐めるなガキがっ!!」
遠距離からの攻撃では無意味と判断したのか、全員が剣を引き抜いてレナを取り囲む。全員がシュンのような魔法剣の使い手なのか、刀身に風の魔力を纏わせ、一斉に斬りかかってきた。
『はああっ!!』
「……加速剣撃」
四方八方から襲い掛かる敵に対し、レナは背中の退魔刀を握りしめ、意識を集中させて複数の戦技を組み合わせた一撃を放つ。
「回転!!」
『ぎゃあああああっ!?』
レナが大剣を先ほどとは比べ物にならない速度で振り回した瞬間、衝撃波が発生して自分の周囲に存在した敵を全員吹き飛ばす。最初の頃に使用した「鬼刃」にも劣らぬ威力を誇り、大迷宮で鍛え上げた一撃が決まった。
「がはぁっ!?」
「ぐえっ!!」
「ば、馬鹿なっ……強すぎるっ……!?」
「よし、全員生きてるな。それじゃあ、正体を吐いてもらおうか」
退魔刀を背中に戻したレナは隊長と呼ばれていた男を掴み取り、力尽くで立ち上がらせる。そしてどうして自分を襲ったのか問いただそうとした時、男は笑みを浮かべる。
「馬鹿めっ!!」
「いてっ……!?」
男を持ち上げた瞬間、相手は服の裾から細い針を取り出し、レナの腕に突き刺す。咄嗟に突き刺された腕を手放してしまうが、針自体はそれほど深くは刺さっていない。限界強化で皮膚と筋肉も強化されており、表面に突き刺さった程度だった。
「く、くくくっ……!!油断したな……そいつは猛毒性の毒針だ!!これで貴様も終わりだ……うぎゃあっ!?」
「たくっ、痛いだろ馬鹿っ」
「た、隊長!?」
毒針を刺し込んで勝ち誇った表情を浮かべた男にレナは容赦なく股間を蹴り上げ、刺された毒針を引き抜く。針が刺された箇所を確認し、傷が深くないことを確認するとレナは何事もなかったように構える。
「生憎と毒耐性のスキルは森に暮らしていた時に習得済みだよ。このスキルを覚えるのが一番辛かったけどね」
「そ、そんなっ……!?」
――レナが屋敷を追い出されて深淵の森の中で暮らしていたころ、アイリスの助言を受けて彼は毒性の食材を利用して「毒耐性」のスキルを身に着けている。毒を持っている魔物の攻撃を敢えて受けて死なない程度の毒を身体に仕込んだ事もある。
体内に入り込んだ毒は解毒薬の原材料の薬草を食べたり、傷跡に塗り込むことで浄化させ、半年近くも時間を費やして習得した。ある意味では「心眼」よりも覚える事に苦労させられたスキルであり、今日まで役立つ日はなかったが、もしも毒耐性が無かったらここで殺されていただろう。
「さてと……もう容赦しないぞ」
「ま、待て……!?」
「待つか馬鹿っ!!」
「ぐはぁあああっ!?」
股間を抑えた状態の隊長にレナは格闘家顔負けの見事なストレートを叩きこみ、背後に拳鬼であるアイラの幻影を浮かべながら残りの森人族達も叩きのめした。
「舐めるな人間がっ……その剣が無ければ貴様など!!」
「もういいよ」
森人族の集団に視線を向け、レナは先ほどから他の人間に指示を与えている男を狙いに定め、縮地の能力を発動させて目の前まで接近する。
「うらぁっ!!」
「ぐふぅっ!?」
「隊長!?」
「馬鹿なっ!?ま、全く見えなかった……!?」
敵の目にはレナが一瞬で隊長と呼ばれた男の目の前に移動し、腹部を拳に突き立てていた。縮地は跳躍の上位互換に位置する移動スキルであり、格闘家や剣士の「加速」よりも移動速度は速い。普通の人間の目ではレナが瞬間移動のように現れたようにしか見えないだろう。
「き、貴様っ……!!」
「流石に気絶しないか……今度は鎧でも身に着けてろ!!」
「ぐはぁっ!?」
まだ意識が残っていた男の顔に膝蹴りを叩きこみ、レナは空中で回転しながら周囲の状況を確認し、自分を狙った弓兵に視線を向けた。
「こ、このっ!!」
「遅いっ!!」
「ひいっ!?」
相手が弓を構える前に地面に着地したレナは反鏡剣を振り翳して弓を切り裂く。武器を破壊された女性の森人族はその場にへたれ込み、それを確認した他の人間が慌てて魔法の準備を行う。
『風の精霊よ……』
「させるか馬鹿っ!!」
「わああっ!?」
魔法を発動させる前にレナは弓兵の身体を掴み、限界強化を発動させて肉体の身体能力を上昇させ、魔法を発動しようとした魔術師の一人に叩きつける。
「うわぁっ!?」
「痛いっ!?」
「くっ……このっ!!」
「回転!!」
1人だけ邪魔できれば十分であり、残りの敵から放たれた「風の槍」に対してレナは身体を回転させながら反鏡剣を振り抜き、全ての攻撃を捌く。精霊魔法と言えど、魔法を跳ね返す性質を持つ反鏡剣とは相性が悪いらしく、悉く攻撃を無効化された森人族達は悔しげな表情を浮かべる。
「に、人間がっ……!!」
「いい加減にうざくなってきたな……そろそろ終わらせるぞ」
「舐めるなガキがっ!!」
遠距離からの攻撃では無意味と判断したのか、全員が剣を引き抜いてレナを取り囲む。全員がシュンのような魔法剣の使い手なのか、刀身に風の魔力を纏わせ、一斉に斬りかかってきた。
『はああっ!!』
「……加速剣撃」
四方八方から襲い掛かる敵に対し、レナは背中の退魔刀を握りしめ、意識を集中させて複数の戦技を組み合わせた一撃を放つ。
「回転!!」
『ぎゃあああああっ!?』
レナが大剣を先ほどとは比べ物にならない速度で振り回した瞬間、衝撃波が発生して自分の周囲に存在した敵を全員吹き飛ばす。最初の頃に使用した「鬼刃」にも劣らぬ威力を誇り、大迷宮で鍛え上げた一撃が決まった。
「がはぁっ!?」
「ぐえっ!!」
「ば、馬鹿なっ……強すぎるっ……!?」
「よし、全員生きてるな。それじゃあ、正体を吐いてもらおうか」
退魔刀を背中に戻したレナは隊長と呼ばれていた男を掴み取り、力尽くで立ち上がらせる。そしてどうして自分を襲ったのか問いただそうとした時、男は笑みを浮かべる。
「馬鹿めっ!!」
「いてっ……!?」
男を持ち上げた瞬間、相手は服の裾から細い針を取り出し、レナの腕に突き刺す。咄嗟に突き刺された腕を手放してしまうが、針自体はそれほど深くは刺さっていない。限界強化で皮膚と筋肉も強化されており、表面に突き刺さった程度だった。
「く、くくくっ……!!油断したな……そいつは猛毒性の毒針だ!!これで貴様も終わりだ……うぎゃあっ!?」
「たくっ、痛いだろ馬鹿っ」
「た、隊長!?」
毒針を刺し込んで勝ち誇った表情を浮かべた男にレナは容赦なく股間を蹴り上げ、刺された毒針を引き抜く。針が刺された箇所を確認し、傷が深くないことを確認するとレナは何事もなかったように構える。
「生憎と毒耐性のスキルは森に暮らしていた時に習得済みだよ。このスキルを覚えるのが一番辛かったけどね」
「そ、そんなっ……!?」
――レナが屋敷を追い出されて深淵の森の中で暮らしていたころ、アイリスの助言を受けて彼は毒性の食材を利用して「毒耐性」のスキルを身に着けている。毒を持っている魔物の攻撃を敢えて受けて死なない程度の毒を身体に仕込んだ事もある。
体内に入り込んだ毒は解毒薬の原材料の薬草を食べたり、傷跡に塗り込むことで浄化させ、半年近くも時間を費やして習得した。ある意味では「心眼」よりも覚える事に苦労させられたスキルであり、今日まで役立つ日はなかったが、もしも毒耐性が無かったらここで殺されていただろう。
「さてと……もう容赦しないぞ」
「ま、待て……!?」
「待つか馬鹿っ!!」
「ぐはぁあああっ!?」
股間を抑えた状態の隊長にレナは格闘家顔負けの見事なストレートを叩きこみ、背後に拳鬼であるアイラの幻影を浮かべながら残りの森人族達も叩きのめした。
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