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剣鬼 闘技祭準備編
閑話 〈スラミンとシズネ〉
――コトミンが水中以外の場所で生活をするため、彼女の衣服の代わりに捕獲されたスラミン。彼の本体はコトミンの衣服に化けて過ごしているが、彼女が水中にいる間は本体も自由に動くことが出来る。普段は分身体だけが自由に過ごしているが、コトミンが水に浸された壺の中で眠っている間は本体も外の世界へ移動出来る。
『ぷるぷるっ……』
壺の中からスラミンは這い出ると、床を濡らさないように気を付けながら壺の外へ飛び出す。彼が自由に行動できるのはコトミンが眠っている間だけであり、その間にスラミンは家の中を自由に過ごす。
『ぷるるんっ』
『ぷるんっ?』
スラミンが床に着地すると、傍から声を掛けられ、不思議そうに振り向くとそこには赤色のスライムのヒトミンが存在した。元々はスラミンの身体から生み出された分身に過ぎなかったが、ガーゴイルの核を飲み込んだ事で自意識が芽生え、現在では完全に独り立ちした別のスライムへと変化していた。
『ぷるぷるっ♪』
『ぷるるんっ♪』
お互いが向き合うと挨拶がてらに身体を激しく震わせ、その場を弾む。元々は自分の分身とはいえ、自立したヒトミンに対してはスラミンは自分とは別のスライムと認識しており、子供が生まれた親の様に可愛がる。
『ぷるぷるっ』
『ぷるるんっ♪』
触手を作り出してスラミンはヒトミンの頭(?)を撫でやると、ヒトミンは何かを知らせたいのか机の方に移動し、スラミンも後に続く。
「ううんっ……」
『ぷるるっ?』
『ぷるぷるっ……』
机には二匹の主人であるレナがベッドに横たわらずに机に突っ伏して眠っており、そんな彼に不思議に思いながらもスラミンは彼の身体に掛けられている毛布が落ちそうな事に気付き、触手を伸ばして毛布を掛けなおそうとする。
「あら……貴方達、まだ起きてたの?」
『ぷるんっ?』
すると台所の方から声を掛けられ、スラミンとヒトミンが振り返ると汗でも流していたのか風呂上りの状態のシズネの姿があり、彼女はコップを口にしながら机の上の二匹に近づく。
「毛布を掛けなおそうとしていたのね。いい子ね二人とも」
『ぷるぷるっ』
スラミンの代わりにシズネが毛布をレナの身体に掛けなおし、無防備な彼の横顔に視線を向け、何故か溜息を吐く。
「こうしてみると、本当にまだ子供なのね……だけど、ここまで来たらもう引き返せない」
『ぷるんっ?』
「ごめんなさいね……貴方達の飼い主には辛い思いをさせる事になるかもしれない。だけど、これだけは信じて欲しい。私は何があろうと貴方達の主人を守って見せるわ」
『ぷるるんっ……』
シズネの言葉にスラミンとヒトミンはお互いの瞳を見合わせ、言葉の意味はよく理解できないが、主人であるレナを大切に想うシズネの意思を感じ取った――
『ぷるぷるっ……』
壺の中からスラミンは這い出ると、床を濡らさないように気を付けながら壺の外へ飛び出す。彼が自由に行動できるのはコトミンが眠っている間だけであり、その間にスラミンは家の中を自由に過ごす。
『ぷるるんっ』
『ぷるんっ?』
スラミンが床に着地すると、傍から声を掛けられ、不思議そうに振り向くとそこには赤色のスライムのヒトミンが存在した。元々はスラミンの身体から生み出された分身に過ぎなかったが、ガーゴイルの核を飲み込んだ事で自意識が芽生え、現在では完全に独り立ちした別のスライムへと変化していた。
『ぷるぷるっ♪』
『ぷるるんっ♪』
お互いが向き合うと挨拶がてらに身体を激しく震わせ、その場を弾む。元々は自分の分身とはいえ、自立したヒトミンに対してはスラミンは自分とは別のスライムと認識しており、子供が生まれた親の様に可愛がる。
『ぷるぷるっ』
『ぷるるんっ♪』
触手を作り出してスラミンはヒトミンの頭(?)を撫でやると、ヒトミンは何かを知らせたいのか机の方に移動し、スラミンも後に続く。
「ううんっ……」
『ぷるるっ?』
『ぷるぷるっ……』
机には二匹の主人であるレナがベッドに横たわらずに机に突っ伏して眠っており、そんな彼に不思議に思いながらもスラミンは彼の身体に掛けられている毛布が落ちそうな事に気付き、触手を伸ばして毛布を掛けなおそうとする。
「あら……貴方達、まだ起きてたの?」
『ぷるんっ?』
すると台所の方から声を掛けられ、スラミンとヒトミンが振り返ると汗でも流していたのか風呂上りの状態のシズネの姿があり、彼女はコップを口にしながら机の上の二匹に近づく。
「毛布を掛けなおそうとしていたのね。いい子ね二人とも」
『ぷるぷるっ』
スラミンの代わりにシズネが毛布をレナの身体に掛けなおし、無防備な彼の横顔に視線を向け、何故か溜息を吐く。
「こうしてみると、本当にまだ子供なのね……だけど、ここまで来たらもう引き返せない」
『ぷるんっ?』
「ごめんなさいね……貴方達の飼い主には辛い思いをさせる事になるかもしれない。だけど、これだけは信じて欲しい。私は何があろうと貴方達の主人を守って見せるわ」
『ぷるるんっ……』
シズネの言葉にスラミンとヒトミンはお互いの瞳を見合わせ、言葉の意味はよく理解できないが、主人であるレナを大切に想うシズネの意思を感じ取った――
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