手紙の想い、再会の誓い
手紙は想いを繋ぐ。
タルキス家の一人娘のリラヴェーン。彼女は見目も美しかったがその心はいつも孤独だった。
一人娘の責任を果たそうと貴族の集まりに出席していたリラヴェーンだったが、外の空気が吸いたくなりバルコニーへ出る。
すると、そこには男性なのに見目も整った気品のある男性が夜空をぼんやりと眺めていた。
彼の名はゾーレンス。彼はタルキス家と常に争いが絶えないシルクォーン家の次男だった。
ゾーレンスは優秀な兄と比べて、何もない自分を憂いていた。
お互いに寂しく孤独な心を埋め合うように、自然と惹かれ合う二人。
再会の約束をした後、親に隠れて密会を重ねて愛を深めていく。
だが、密やかで幸せな時間も長くは続かなかった。
両家の争いはついに戦いという形にまで発展する。
二人とも自分の家を裏切ることはできず、毎日手紙を書くことを約束して一旦別れることを決意する。
「いつか争いが治まって平和が訪れる時まで……さようなら」
必ずまた会える。そう信じて――
+++
・エブリスタさん、なろうさんに投稿しているお話と同一のものです。
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