機械人形"妖精姫"、"氷の王子"に溺愛される

『妖精姫』

それがメリッサ・クロヴェルの名前である。そしてそれに、メリッサの人生は振り回された。

母とそっくりのメリッサの容姿は父を怒らせ、祖母はメリッサのことを憎んだ。

「天使を見た」

しかし、容姿のためという第二王子の婚約者に祭り上げられることになった。

学院に入る時、メリッサはその容姿を隠して入らなければいけないことになる。そして、感情を隠すことも。
いつしかメリッサは『機械人形』と呼ばれる故の、無表情で地味で、完璧に出来てしまう人として誰にも憎まれた。そして、第2王子からの一方的な婚約破棄を告げられる。

メリッサの『妖精姫』の能力は、そこからが始まりであった。

「……知っているよ。君が知らなくても……」

5年ぶりに現れた"稀有の天才"でありながら"氷の王子"と呼ばれている第一王子、クロヴィス・ティラス。

彼に出会ったことで、メリッサの人生は大きく動くことになる。
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