『追放された「効果不明」のエンチャンターは、隣国で計測不能と言われる』
「効果不明」——それが三年間、俺に貼られたレッテルだった。
光も出ない。音もしない。数値にも出ない。
毎朝裏口から入って、手をかざして、「気のせいじゃない?」と言われ続けた。
それでも続けたのは、信じていたからだ。意味があると。
冤罪で追放された日、誰も扉を開けなかった。
城門の外に出たとき、荷物は袋一つ。行き場はどこにもなかった。
「待て」
振り返ると、銀髪の女が立っていた。
隣国の高位貴族にして、S級冒険者。
レイア・ヴォルドハルト。
「あなたは冤罪だった。私が見ていた」
連れていかれた先で、測定器が上限を突破した。
検査官が青ざめながら言った。
「計測不能です」
三年間、一度も呼ばれなかった名前が——
今、国家魔法師として記録に刻まれようとしていた。
付与は与えない。繋ぐ。
それが、アインという男の、誰も知らなかった力だった。
光も出ない。音もしない。数値にも出ない。
毎朝裏口から入って、手をかざして、「気のせいじゃない?」と言われ続けた。
それでも続けたのは、信じていたからだ。意味があると。
冤罪で追放された日、誰も扉を開けなかった。
城門の外に出たとき、荷物は袋一つ。行き場はどこにもなかった。
「待て」
振り返ると、銀髪の女が立っていた。
隣国の高位貴族にして、S級冒険者。
レイア・ヴォルドハルト。
「あなたは冤罪だった。私が見ていた」
連れていかれた先で、測定器が上限を突破した。
検査官が青ざめながら言った。
「計測不能です」
三年間、一度も呼ばれなかった名前が——
今、国家魔法師として記録に刻まれようとしていた。
付与は与えない。繋ぐ。
それが、アインという男の、誰も知らなかった力だった。
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