営業職のおっさん~スキル『モンスター化』で異世界ライフを満喫中。でも、なんだか配信されてるような気がする~
医療機器販売のブラック企業に勤める日比谷優(ひびやまさる)。
36歳独身、何の取り柄もないおっさんだ。
ある夜、彼は異世界に迷い込む。
夜空には月が二つ。辺りには石造りの建物が並んでいる。
明らかに地球とは違う。
『シュワッチ!』
『え、月が二つあるんだが。マジで異世界なん?』
『はよステータスオープンしてくれやw』
急に脳内で声がした。
驚いた優は、体をびくりとさせて驚く。
辺りに人の気配はない。
「まさか、妖精か?」
ここは異世界。妖精は人間にイタズラすると聞いたことがあった。
『なぜバレた?』
『そうそう、俺ら妖精だよw』
『こんなに早く気付かれたの三百年ぶりかも。おっさん天才か?』
謎の声は自らを妖精だと認めた……が、しかし。その正体は違う。
シュワッチというサイトでライブ配信を見ているだけの人間であった。
コメントをナビゲート役の妖精だと信じ込んでしまったラノベ脳の主人公が、厳しい世界を生き抜く珍道中が始まる。
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