123 / 446
123、混じってます
しおりを挟む昔は花の金曜日と言ったそうですが、やっと5連続勤務が終わった金曜日の夜の湯船で事件が起こったウサギです。
5日間の連続での勤務は一般的な業種は多いかと思います。
ただ、職業によっては土日祝日がお仕事で平日にお休みが有るかもしれません。
今日の私は5日間の平日での日勤が終わった夜に悲劇?喜劇?が起こりました。
残業有りの仕事が終わって保育園へと急いで迎えに行った私。
子ども達が一緒なので、お風呂は戦場であり、癒やしの場でもある複雑な場所です。
そんなお風呂に温泉の素を入れて、熱めのお湯に浸かるのが癒やしの一時です。
…………まあ、子ども達が一緒の時点でお湯はかけられるは、油断すれば犬助かチュー助のどちらかが滑って転んで泣いて、冷水をかけてくるんですけど。
流石は幼い頃に一緒にお風呂に入って、頭を洗っている亡き祖父に大きな洗面器一杯の冷水をぶっかけた私の息子達です。
……冷水をぶっかける遺伝子って怖いですね。
そんなドタバタなお風呂において、頭と身体と洗い終わって湯船に浸かった時に事件は起こりました。
犬助、チュー助、私でお湯に浸かって20秒をゆっくり数えていた時。
唐突にチュー助が立ち上がりました。
なんで立ち上がったのだろう……?と見つめること数秒。
はうあっ?!まさか?!
私の脳みそに衝撃が走りました。
あの立ち上がったチュー助の姿に見覚えがある!
あれはチュー助が隠れてウンコをする時の雰囲気にソックリだわっっ!!
真実はいつも一つ!
……では無いことを祈りつつ、震える声でチュー助へ問い掛けました。
「チュー助……おしっこした?」
湯船の中、お湯に浮かぶ茶色い物体よりは、黄色い液体の方がまだマシかなという打算です。
……それこそ犬助が1歳になる前。
幼い犬助をお風呂に入れて、笑顔で「あがるよ~」と私へと抱っこしている幼い犬助を渡そうとした笑顔のクマ太郎。
そのクマ太郎の肩に黄色いうんこが付着していたのは良い思い出です。
ちなみに、クマ太郎は肩に黄色いうんこが付着しているのに気が付いていませんでした。
……話しを戻しまして。
そんな私の祈りが通じたのか、はにかんだように微笑み、ちょっぴり恥ずかしそうに「うん」と頷いたチュー助。
その姿だけならばとっても、とーっても可愛らしいプリティーチュー助です。
普段ならばチュー助の可愛らしさに心の中で悶える私ですが、今回は思わずガッツポーズでした。
神は私の祈りを聞き届けた!的なノリでしょうか?
ウンコではなくてオシッコだからセーフ!!と思いました。
……しかし、たくさんのお湯の中に2歳児の成人よりは少ないオシッコが混ざっているという事実。
別に「きっちゃなーいっっ!」と叫ぶつもりは有りませんが、微妙な?複雑なこの気持ち。
なんとなくシャワーで一度身体を洗い流してから脱衣所へと移動した私達。
裸で逃げ惑う可愛いピンクの桃尻を追い掛け回しながら、「まだクマ太郎がお風呂に入るなぁ……」と思っていました。
クマ太郎もチュー助のオシッコが混じったお風呂に悲鳴を上げたり、断固拒否することは無いな~。
別に黙っていた方が面白……ではなくて、知らないほうが良いことって世の中にはあるよねえ?
……なんて思ってはいませんよ?
仕事で疲れているであろうクマ太郎へもちゃんとチュー助が湯船でオシッコをしたことを伝えた上で入浴を促しました。
亡き祖父に冷水をぶっ掛けて怒られて、自分がされて嫌なことはしてはいけませんと知っている私です。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる