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122、お約束
しおりを挟む最近イヤイヤよ~と歌うとチュー助が一緒に合唱してくれるようになって嬉しいウサギです。
少しずつ喋れるようになってきたチュー助が、ウルトラマンや童謡を中心に歌ってくれるようになりました。
しかも、イチロウさんのマキバでー♪の歌で「イヤイヤよ~」の部分をエンドレスで歌ってくれる時があります。
可愛い声でのイヤイヤよ~♪のエンドレス。
家族みんなで楽しくなって大合唱を開始する我が家一同。
みんなで歌い始めて何度かそのフレーズを繰り返すと、いきなり「イヤッッ!!」と叫ぶチュー助。
何でいきなりイヤ?と思いながらも歌い続けていると、何度もイヤッッ!とチュー助は叫びます。
イヤだ!!と負の感情で叫んでいる訳ではなくて、笑いながら言っているので面白がっているのでしょうね。
楽しくてイヤッッ!て言うチュー助も、とても可愛いので花丸オッケー!な私です。
はてさて、子どもとの約束を守るのって、とても大変ですよね。
我が家では最低でも夜の10時になったらテレビを消して、お布団へGO!がお約束です。
そのため、10時になるまでに犬助とチュー助は歯磨きや着替えを終わらせて、私とクマ太郎で残っている洗い物などの家事を終わらせます。
まあ、洗い物と言ってもそれぞれのコップとテーブルを拭いたり、部屋を片付けたりするくらいですが。
……決して毎日ではないのです。
毎日では無いのですが、何日かに1回は犬助がまだテレビが見たいと駄々をこねる日があります。
その切っ掛けも自分がテレビを消したかった、ウルトラマンではなくてスポンジボブをもっと見たかった、犬ちゃんは好きな番組を全然見ていない……等など様々です。
ぶっちゃけ犬助が訴えている内容は違うよね?と否定できることばかりです。
今回は「チューくんじゃなくて犬ちゃんがテレビを消したかった」と「全然犬ちゃんは好きな番組を見ていない」でした。
クマ太郎へとその2点を訴える犬助。
しかし、「もう一度テレビをつけて、犬助がすぐに消せば良いよ。」「犬助の見たいスポンジボブとウルトラマンタイガを一時間以上は見たよ」とクマ太郎に敢え無く論破されました。
自分の訴えが退けられたと理解した犬助は、キンキン声の大泣き攻撃でクマ太郎を責め立てます。
しかし、クマ太郎は隙のない防御態勢に入っているので揺らぎません。
結果……泣き崩れる犬助。
そんな犬助のフォローに入るキッチンを整え終わった私。
本当は犬助も分かっているんです。
時間になったことは分かっているけど、良い所の途中で消されたタイガの続きを見たい気持ちが抑えられなくてどうしょうもないという。
見たい、見たいと泣く犬助に、見たいよね、楽しいから気になるよね、と宥め続けること数分。
少しだけ落ち着いたところで、テレビは10時までがお約束だよね?それを破ったら格好良いタイガじゃないよ?と繰り返し諭します。
暫くすれば、犬助はケロッとして布団へと走って行きました。
我儘に折れて切りの良いところまで見せるのは簡単ですけど、それだと泣けば約束は破って延長して貰えると学習されるのも困ります。
子どもを育てるって本当に体力と忍耐力、気力が入りますね。
今回はイライラせずに対応できましたが、余裕がない時は感情任せに怒ってしまうことも正直あります。
でも、そんなイライラ任せの怒り方にならないように私も頑張りたいなぁと思っています。
まだまだ修業が足らない子どもっぽい性格なので、LEVEL Up出来るように頑張ります!
応援ありがとうございます!
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