断罪された商才令嬢は隣国を満喫中

 伯爵令嬢で王国一の商会の長でもあるルシアナ・アストライアはある日のパーティーで王太子の婚約者──聖女候補を虐めたという冤罪で国外追放を言い渡されてしまう。
 そんな王太子と聖女候補はルシアナが絶望感する様子を楽しみにしている様子。
 けれども、今いるグレール王国には未来が無いと考えていたルシアナは追放を喜んだ。

「国外追放になって悔しいか?」
「いいえ、感謝していますわ。国外追放に処してくださってありがとうございます!」

 悔しがる王太子達とは違って、ルシアナは隣国での商人生活に期待を膨らませていて、隣国を拠点に人々の役に立つ魔道具を作って広めることを決意する。

 その一方で、彼女が去った後の王国は破滅へと向かっていて……。


 断罪された令嬢が皆から愛され、幸せになるお話。


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