あなたにおすすめの小説

初めて義実家挨拶に行ったら彼氏の母親に残飯を押し付けられたので、速攻で彼氏の口に突っ込んでやった 表紙

初めて義実家挨拶に行ったら彼氏の母親に残飯を押し付けられたので、速攻で彼氏の口に突っ込んでやった

 初めて、三年付き合った彼の実家へ挨拶に行くことになった。   私は出発前、拓海に何度も念を押した。長ねぎや生姜、にんにくは、体質的にどうしても受けつけない。少しでも口にすると、すぐに吐いてしまう。避けるのが難しいなら、自分だけ外で食事を済ませても構わない、と。  「玲奈のことなら、ちゃんと分かってる。母さんにも伝えておくから安心して」   食卓に並んだ鶏肉の煮物や魚の揚げ物、野菜の和え物には、ねぎも生姜も見当たらなかった。   私は、彼が本当に伝えてくれたのだと思った。   ところが美代子は、にんにくも生姜も細かく刻んで煮込んであるのだと、笑いながら明かした。そんなものはただの好き嫌いで、親に甘やかされて育っただけだとまで言われた直後、胃が激しく波打ち、私は洗面所の入口で吐いた。   口をすすいで戻ると、彼女は台所から酸っぱい臭いのする残り物を二皿持ってきて、私の前へ押し出した。  「女もスーパーの惣菜も同じよ。選んでもらえるうちが花なの。年を取ってからあれこれ条件をつけていたら、最後は売れ残るだけでしょう?」   三年付き合った恋人を見ると、拓海はスマートフォンを眺めたまま、顔も上げなかった。   私はポテトサラダを大きくすくい、そのまま彼の口へ押し込んだ。  「自分で食べさせられて、やっと分かった? こんなもの、人に出していい料理じゃないって」   あの日、私はようやく理解した。   彼らが欲しかったのは家族ではない。食卓で黙って頭を下げ、この家の生活まで支え、何をされても逆らわない女だったのだ。   けれど、選ぶ相手を間違えたのは、彼らのほうだった。   ……
キャラ文芸 完結 短編
文字数 17,076
身体交換 表紙

身体交換

大富豪の老人の男性と若い女性が身体を交換する話
SF 完結 短編
文字数 4,905
【短編集】こども病院の日常 表紙

【短編集】こども病院の日常

ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
キャラ文芸 完結 ショートショート
文字数 20,633
裏切りの代償 表紙

裏切りの代償

かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。 尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。 取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。 自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
キャラ文芸 完結 長編
文字数 60,399
氷点下の終末が来ると知っていたので、私を凍死させた恋人と親友の分の布団は全部捨てておいた 表紙

氷点下の終末が来ると知っていたので、私を凍死させた恋人と親友の分の布団は全部捨てておいた

9月7日の夜、恋人と親友に部屋を締め出された。 外の気温は−50度。スマホも靴も、ドアの内側だった。 目を開けると、真夏の8月18日。あの夜まで、20日ある。 二人は後回し。先に、雪だ。 会社を辞め、恋人には「実家を売って新居を」と笑ってみせて、猫のおこげと山の麓の両親の家へ向かう。 地下室の奥には、父が残した旧海軍の地下壕。真夏でも15度しかない。 薪2トンと木炭200kg、米60kg、水は200箱。通気口の管は、雪に埋まらない長さまで延ばした。 もう一つ。あの部屋の冬布団と毛布とダウン、米と缶詰も、全部業者に引き取ってもらった。 冷蔵庫には炭酸水と缶ビールだけ。 真夏に、冬物のしまい場所を確かめる人はいない。 天気予報は、最高気温35度。雪まで、あと一週間。 全10話。
SF 連載中 短編 R15
文字数 27,399
借金した女(SМ小説です) 表紙

借金した女(SМ小説です)

ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。
現代文学 完結 短編 R18
文字数 7,019
夫と偽令嬢に殺害計画を囁かれているのを聞いてしまったので、返り討ちにして二人とも地獄へ送ることにしました 表紙

夫と偽令嬢に殺害計画を囁かれているのを聞いてしまったので、返り討ちにして二人とも地獄へ送ることにしました

 夫の誕生日、私はケーキを抱えて彼の会社を訪れた。  社長室の扉はわずかに開いており、中から妹の星羅の声が聞こえてきた。 「次順位受益者の資格放棄書、どうしてまだ署名させていないの?」  直哉が苛立った声で答えた。 「あと数か月待て。子どもが生まれたあとで紫乃に事故が起きれば、父親の俺が子どもの信託財産を管理できる」  短い沈黙のあと、星羅の声が氷のように冷えた。 「でも、その子が生きている限り、私は九条家で唯一の後継者にはなれない」  扉の外に立ったまま、手の中のケーキが少しずつ傾いていった。あの二人が欲しがっていたのは、私の結婚も株式も、それだけではなかった。  私と、お腹の子の命まで奪うつもりだったのだ。  録音ボタンを押し、私は東華都の雨の中へ引き返した。
キャラ文芸 完結 短編
文字数 21,783