【短編】本物の死神が都会のハロウィンに参加したら、今日死ぬ奴にナンパされてしまった話。

10月31日、とある都会のスクランブル交差点にて。

「さぁ……今年もやって来たわね」

都会のハロウィンのごちゃごちゃとした雰囲気に紛れ、本物の死神エリィはお祭りに参加する。
死神としての責務から離れ、ハロウィンという特別な夜を楽しむべく彼女は一夜限り普通の女の子として過ごそうとしていた。

エリィは早速声をかけられる。
自信満々に振り返ると、そこに現れたのは安っぽいかぼちゃの被り物をした、ヒョロ長い男であった。

いきなりハズレを引いたと後悔するエリィ。しかしその男の頭上に表示された数字を見て、エリィは絶句した。

『20XX年 10月31日』

本物の死神の前に現れたのは、ハロウィン当日が命日の男であった。

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