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公爵令嬢ナディアに恋した伯爵令息

★☆甘える旦那様

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小さな教会で、ささやかな結婚式をあげた。王太子と婚約したエリアナに、申し訳ない気持ちが拭いきれず、大きな派手な結婚式は望まなかった。それでもナディアは幸せを噛み締めていた。そして迎えた初夜。





「ディア・・・私と一緒になってくれてありがとう」

「お礼を言うのは私の方よ。マルクスに救われて・・・幸せにしてもらったわ」

「まだだ」

「?」

「まだこれからもっと幸せにする。しかし・・・二番目にしかしてやれない私を許してくれ」

「二番目でも十分すぎますわ」

「ディアは控えめだな・・・もっと甘えてくれると嬉しいが・・・」

「では・・・私をマルクスでいっぱいにしてください。全てマルクスのものにしてください」

「・・・ディア・・・そんな事言ったら・・・自制が効かなくなるな・・・今、どれだけ我慢してると思ってるんだ?無理矢理押し倒したいのを我慢してるんだぞ?・・・・・キス・・・していいか?」

「・・・はい。マルクスの全てを私も欲しいです」

「ディア!!」


マルクスは、ナディアを寝台に押し倒すと、何度も何度も優しくキスをした。キスの雨がふと止んだかと思えば、マルクスの頭はナディアの胸に埋まっていた。


「マルクス?苦しくないの?」

「これ・・・すき・・・あんしん、する。いやされる・・・」

「ふふっ、可愛いわ。マルクスも甘えたりするのね?」

「ディアにだけ・・・」

「えぇ、私以外にこんな事したら・・・悲しいわ」


マルクスはガバッと顔を上げる。


「ディア以外にするわけがないだろう!ディア?私の愛を疑っているのかな?私の愛がまた伝わっていないようだね?仕方ない・・・わからせてあげよう」

「マルクス?」


マルクスは、ナディアの身体をあちこち手で撫でるように触れていく。その手が足の間に触れ、蜜の溢れる場所に辿り着く。


「ディア・・・これはなんだろうか?どうしてこんなになってる?」

「マルクスが、たくさん、触れる、からですわ!もう、なんだか、触れ方が、いつもと違って・・・あっ・・・」


マルクスは、蜜の溢れた秘部に手を伸ばすと、ぷっくりと膨れた花芯を見つけ、指でぐいぐいと押し付けるように触れていく。


「あっ、あんっ、あぁぁっ!」

「ディア、ここから溢れてきてるね?・・・あっ・・・」

「あぅぅっ・・・」

「あっ、すまない・・・手が滑って・・・入ってしまったね・・・凄い・・・ディアのなかが吸い付いて離さないよ?まるで食べられてるみたいだ。ほぅ・・・中はこうなって・・・」


マルクスは探るように指であちこち刺激していく。


「あっ、んっ、あぅ、あっ、いやぁっ」

「可愛い、可愛いよ、ディア・・・淑女の鏡のような君の乱れる姿なんて、誰が想像できただろうな・・・私しか見れないディアの姿・・・可愛い声・・・ディア・・・ここに入りたい・・・ディア・・・」


ぱさっと何かが落ちる音がする。指がずるりと抜かれたかと思えば、蜜の溢れたそこに熱を持ったものがあてがわれた。


「あっ・・・」

「ディア・・・受け入れてくれるか?」

「はい、きて・・・」

「あぁ・・・痛いだろうが・・・一思いに行くぞっ!!」


その瞬間、ナディアのなかにマルクスの熱杭が押し込まれた。


「あぁぁぁぁっ!!」

「でぃあ・・・すまない・・・いたい、よな・・・」


「はっ・・・あっ・・・」

「ディア、苦しい?息をして、ゆっくり・・・」

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

「大丈夫か?一気にいきすぎたな・・・すまない」

「いいえ、マルクスのモノでいっぱいで・・・嬉しいっ、いあっ、あふっ」


マルクスは、嬉しいという言葉に反応し、ナディアのなかで己のモノを出し入れするように動かす。最初は伺うようにゆっくりだったが、段々と遠慮をしない動きに変わり、ナディアは痛みを忘れ、襲ってくる感覚に我を忘れ、乱れていた。


「あんっ、あっ、あっ、んっ、あぅっ」

「でぃあっ、あいし、てるっ!」

「まるくすっ!あっ、んっ、あっ、あっ、あんっ・・・・・だ、だめぇっ!なんか、いやぁっ、だめ、だめっ!!」


ナディアは連続の刺激に、段々と身体が反応し始め、何かが迫ってきている感覚に襲われていた。


「ディア?イキそうなのかい?一緒に、一緒にイこうっ!」

「いあっ、いっ、あっ、あん、んっ・・・・・あぁぁぁぁぁっ!!!」


ナディアは達して背中をのけぞらせ、ガクガクと身体を揺らした。


「ディア!・・・・・射精るっ!!・・・くっ・・・」


白濁が一気に注がれた。


「はぁ、はぁ、ディア・・・愛してる」

「はぁ、はぁ、はぁ、まる、くす・・・愛してる」


二人はどちらともなくキスをした。





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次回

君との子なら可愛い事間違いないのだから

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