アレ物語
海の向こうからやって来た青い目の民に征服された黒い瞳の民は混血化していき時代とともに茶色の瞳の民となっていった。
その中で代々巫女の家系のアレとその母娘の家族同然に暮らしている異国ハヤトの孤児、ハヤだけは黒い瞳であった。
ある日、アレの幼馴染の学者ヤスマロは国の歴史書を書くように統治者であるテンシに命じられる。
神代の時代については巫女であるアレの霊能力を使って書くようにと命じられたヤスマロはアレと一緒に歴史書に取りかかる。
その過程でこれまで言い伝えられてきた国の成り立ちが捻じ曲げられていたことを知って苦悩するヤスマロ。彼は正しい歴史を知るために歴史書の完成とともに官職を捨ててひとり他国へと旅立つ。
一方で、大臣達の陰謀、父母の死、ハヤとテンシの不思議な運命の糸が絡む中、舞いに精進するアレ。先祖ウズメから伝わる白花の舞いをテンシに献上した彼女は大臣の企みにより国を追放され、ハヤと弟子達を連れ新天地に向かう。
追放された土地を舞いの聖地にしようと意気込むアレ、真実を知るために諸国を回るヤスマロ、ふたりの運命は再び交錯する。
――これはアレの幼児期からの成長の物語。
その中で代々巫女の家系のアレとその母娘の家族同然に暮らしている異国ハヤトの孤児、ハヤだけは黒い瞳であった。
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