ささやく箱とぼくらの世界


春の終わり、ソウタとユウトは、林の中で小さな黒い箱を見つけた。
不思議な模様が彫られたその箱には、なにかが封じられている気配があった。

「これ、ふたりの宝物にしよう」

でも、ソウタは“なんとなく”その手を引っ込めてしまう――。

それからユウトは、少しずつ変わっていった。
声を聞き、光にふれ、やがて姿を消す。

ソウタは彼を救うため、異世界へと足を踏み入れるが、そこは“なにもかもがきれいで、なにもかもがこわい場所”だった。

ぼくらは、なにを選ぶ?
本当の友だちって、なんだろう?

友情と恐怖が交差する、クトゥルフ風味の児童文学。




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