異世界客と古民家暮らし ―DIYと晩酌の日々―
ボロ家を直し、異世界の客と飲む。そんな夜が、少しずつ静かな日常になる。
仕事が完全在宅勤務になったことをきっかけに、街から少し離れた古い戸建てを買った高橋直人。
築年数も古く、直したいところはいくらでもある。それでも、大きな窓から見える景色だけは何物にも代えがたかった。
動画を参考に壁を直し、工具を揃え、いつかは掘りごたつやサウナも作りたい。仕事の合間と休日を使って、少しずつ自分好みの家へ変えていく――そんな暮らしを始めたばかりの夜。
誰も訪ねてくるはずのない勝手口が、突然ノックされた。
扉の向こうにいたのは、見慣れない服を着た、耳の尖った女性。
どうやらこの勝手口、時々とんでもない場所につながるらしい。
とはいえ、世界を救う使命もなければ、魔王を倒しに行く予定もない。
仕事が終われば酒を開け、うまいものを食べる。古い家を直し、欲しい家具は自分で作る。そこへ少し変わった客がやって来れば、一緒に飲みながら仕事の愚痴でも聞けばいい。
これは、景色に惚れて古い家を買った男と、勝手口の向こうからやって来る客たちの、DIYと晩酌の日々の物語。
仕事が完全在宅勤務になったことをきっかけに、街から少し離れた古い戸建てを買った高橋直人。
築年数も古く、直したいところはいくらでもある。それでも、大きな窓から見える景色だけは何物にも代えがたかった。
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