蔑まれた伯爵令嬢、伝説の魔導師の愛を識る。~私を捨てて無能を晒した元婚約者が地べたを這う頃~
地味な眼鏡に、インクで汚れた指。
愛するゼクス様のために戦術書を書き続けてきた私は、いつしか「歩く古本」と揶揄されるようになっていた。
けれど、彼は浮気相手と共に私の努力を炎に投げ捨て、婚約を解消する。
絶望の淵で、私を救い出したのは――伝説として語り継がれる超然たる美青年だった。
冷徹な魔導師が私にだけ見せる、甘すぎる献身。
一方で、私がいなければ何もできないと露呈した元婚約者は、地位も名誉も失っていく。
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