パリとかローマのカフェで映画を語りながら本を読む虚構の住人
虚構について語ることにどれ程の意味があるだろうか。通貨というコミュニケーションの代用品が世界を覆う現代社会に置いて、フィクションについて語ることにいかなる価値が存在するのだろうか。映画について語らなくても僕と社会の繋がりはポケットの中にあるコイン一つで約束されるし、小説なんて読まなくてもその社会が僕らに否応なく人生について教えてくれる。それでも僕は、いや僕らは誰かの紡いだ物語に感嘆し、驚愕し、感動し、時に退屈してはそれを誰かに伝達せずには居られない。
大した事ではない。エンターテイメントこそ人の真髄だとか、コンテクストを織り成す一本の糸に人生が凝縮されているとかそんな話をしたいのではない。僕はただ見たもの、読んだものについて語りたいのだ。また時にはこれを持ってして誰かに聴いてほしいのだ。僕の今を、過去を、未来を。僕の知らないアノニマスの皆さんに。
長々と言葉を羅列しましたが、結局のところこれは映画や小説なんかについて僕の経験に絡めたり絡めなかったりしながら馬鹿が馬鹿なりに馬鹿らしく語るだけのシンプルな、作品とも言えないような稚拙な、日記に近いものです。
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