存在しない惚れ薬の効果を消したい
王立学院で薬学を学ぶウィカは辺境フレンオーフ出身の田舎娘。
王侯貴族の子女が多く在学する学院で平民であるウィカが快適な学生生活を送ることができたのは、ひとえに後見人であるハレンベルク侯爵夫人の後ろ盾と、彼女の侍女だった亡き母の教育のお陰である。
卒業まであと三ヶ月。
帰郷の準備を進めるウィカに王国近衛騎士のライアス・ローゼンノアは言った。
「君が俺に盛った惚れ薬の効果を消してほしい。大人しく解呪薬を渡せば大ごとにはしない」
「……………………はい?」
王侯貴族の子女が多く在学する学院で平民であるウィカが快適な学生生活を送ることができたのは、ひとえに後見人であるハレンベルク侯爵夫人の後ろ盾と、彼女の侍女だった亡き母の教育のお陰である。
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