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8.フイエウ共和国での日々
首都フイエウでのお買い物
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冒険者登録を済ませた2人と共に、冒険者ギルドで食事をしていた。
今までの冒険者ギルドではないことだった。
僕達はしばらく一緒に依頼を受けることにした。そして目標の一つは冒険者ランクを上げたいと話し合った。
初めはクロースとクリスの冒険者ランクを上げることにして、珍しい依頼があった時には、それを優先すること。一度は盗賊など犯罪者を討伐しておくこと。長期に首都フイエウから離れる依頼は、もうしばらくしないことにした。
そこまで決めた僕たちは、依頼を受けるより先に、武器と防具を新しくしようと考えた。
僕は身長が170㎝と少し伸びているので、丈夫な服を買いたい。
クロースは剣を新調したい。
クリスは今は皮鎧だけど、僕の動きを見て、自分も丈夫な服にしたいと話してきた。
そこで僕たちは、何でも相談のところで、魔物と戦うときにも着ることが出来る服を売っているところと、武器を売っているところはないか聞いた。
するとこの街には、【ククリの店】と言う、冒険に必要な物を全般的に売っているお店があるそうだ。
そこにみんなで行ってみることにした。
何でも相談で聞いた道を歩いていくと、店が見えてきた。そこは個人商店が普通の店の大きさとすると、3倍はありそうな店構えだった。
【ククリの店】に入ると冒険者が品物を吟味している。そして、店員らしき人はいるが、特に自分から傍に行くこともなく、聞かれたことだけに答えている。うん、僕好みだ。
「クロースさんの剣から見ていく?その剣よりいい物を買いたいんだよね?」
クロースが持っている剣を指さし、聞いてみた。
「そうだな~、じゃあ先にいいか? けど、詳しくないぜ、剣の事・・。」
ちょっと伏し目がちにクロースが答えたが、
「大丈夫でしょう。店員さんに聞いてみたらいいんだから。・・・すいませーん。ちょっといいですか?」
そういって、店員さんと話しをしていく。
クロースは自分の剣を見せて、同じくらいの長さの剣が欲しいと言っている。すると店員さんは一本の剣を持って来た。
「(うん、いい目利きだね。今持っている剣より、少し品質が良く、扱いやすそうだ。)」
次は服を買いたいことを同じ店員さんに話し、今着ている服を見せる。すると少しして、店員さんが持って来た服が
【ブラックオーガの服:黒色:各属性に小耐性あり】という、上下ともに黒い服だった。まるでバイク乗りがの着ているライダーズジャケットのような。
そのあとはクリスも服を選んでいた。するとクリスは僕の服が気に入ったのか、レットオーガの服を購入していた。そしてそれを見たクロースも、ブルーオーガの服を購入した。
・・・・どこの戦隊もの・・・。
しかし満足した僕たちは、今日は宿で夕食をとり、話し合いをすることにして店を出たのであった。
~~~~~~~~~~
荷物だが、僕はアイテムバックがあることにして、ダミーを持ち歩いている。そしてクロースは本物のアイテムバックを父親からもらっていた。さすがに長い旅だと誤魔化せないので、荷物はたくさん持てることを話しておいているのだった。
そのバックに荷物を入れた僕たちは宿についた。少し休憩し、受付の前で待ち合わせをしていた。
そして夕食をとりながら、明日の計画を立てていた。
「ねえ、いきなりだけど、ここまで来たから呼び捨てにするね。」
そうラウールは宣言した。
「初めからそうして欲しいと言っていたから問題ない。そのほうが俺もうれしい!」
とクロースが答え、
「私もそのほうがいい。できたら、口調ももっと砕けてもいいくらいだ。」
にこっとしてラウールは、
「ありがとう。段々めんどくさくなってね。やっぱり長く一緒にいる人と話すのに、今まで通りだったら、話しにくくてね。よろしく。」
「「よろしく!」」
2人は声をそろえて答えてくれた。
呼び方も変え、明日からの事をみんなで話していた。
ラウールは今まで両親以外でここまで長く一緒に過ごしたことがなかったから、距離の取り方を考えていた。しかし、この2人とは相性も悪くなく、素を出して行こうと考えた。
そして、もうしばらくは一緒に旅をしようと考えて・・・。
今までの冒険者ギルドではないことだった。
僕達はしばらく一緒に依頼を受けることにした。そして目標の一つは冒険者ランクを上げたいと話し合った。
初めはクロースとクリスの冒険者ランクを上げることにして、珍しい依頼があった時には、それを優先すること。一度は盗賊など犯罪者を討伐しておくこと。長期に首都フイエウから離れる依頼は、もうしばらくしないことにした。
そこまで決めた僕たちは、依頼を受けるより先に、武器と防具を新しくしようと考えた。
僕は身長が170㎝と少し伸びているので、丈夫な服を買いたい。
クロースは剣を新調したい。
クリスは今は皮鎧だけど、僕の動きを見て、自分も丈夫な服にしたいと話してきた。
そこで僕たちは、何でも相談のところで、魔物と戦うときにも着ることが出来る服を売っているところと、武器を売っているところはないか聞いた。
するとこの街には、【ククリの店】と言う、冒険に必要な物を全般的に売っているお店があるそうだ。
そこにみんなで行ってみることにした。
何でも相談で聞いた道を歩いていくと、店が見えてきた。そこは個人商店が普通の店の大きさとすると、3倍はありそうな店構えだった。
【ククリの店】に入ると冒険者が品物を吟味している。そして、店員らしき人はいるが、特に自分から傍に行くこともなく、聞かれたことだけに答えている。うん、僕好みだ。
「クロースさんの剣から見ていく?その剣よりいい物を買いたいんだよね?」
クロースが持っている剣を指さし、聞いてみた。
「そうだな~、じゃあ先にいいか? けど、詳しくないぜ、剣の事・・。」
ちょっと伏し目がちにクロースが答えたが、
「大丈夫でしょう。店員さんに聞いてみたらいいんだから。・・・すいませーん。ちょっといいですか?」
そういって、店員さんと話しをしていく。
クロースは自分の剣を見せて、同じくらいの長さの剣が欲しいと言っている。すると店員さんは一本の剣を持って来た。
「(うん、いい目利きだね。今持っている剣より、少し品質が良く、扱いやすそうだ。)」
次は服を買いたいことを同じ店員さんに話し、今着ている服を見せる。すると少しして、店員さんが持って来た服が
【ブラックオーガの服:黒色:各属性に小耐性あり】という、上下ともに黒い服だった。まるでバイク乗りがの着ているライダーズジャケットのような。
そのあとはクリスも服を選んでいた。するとクリスは僕の服が気に入ったのか、レットオーガの服を購入していた。そしてそれを見たクロースも、ブルーオーガの服を購入した。
・・・・どこの戦隊もの・・・。
しかし満足した僕たちは、今日は宿で夕食をとり、話し合いをすることにして店を出たのであった。
~~~~~~~~~~
荷物だが、僕はアイテムバックがあることにして、ダミーを持ち歩いている。そしてクロースは本物のアイテムバックを父親からもらっていた。さすがに長い旅だと誤魔化せないので、荷物はたくさん持てることを話しておいているのだった。
そのバックに荷物を入れた僕たちは宿についた。少し休憩し、受付の前で待ち合わせをしていた。
そして夕食をとりながら、明日の計画を立てていた。
「ねえ、いきなりだけど、ここまで来たから呼び捨てにするね。」
そうラウールは宣言した。
「初めからそうして欲しいと言っていたから問題ない。そのほうが俺もうれしい!」
とクロースが答え、
「私もそのほうがいい。できたら、口調ももっと砕けてもいいくらいだ。」
にこっとしてラウールは、
「ありがとう。段々めんどくさくなってね。やっぱり長く一緒にいる人と話すのに、今まで通りだったら、話しにくくてね。よろしく。」
「「よろしく!」」
2人は声をそろえて答えてくれた。
呼び方も変え、明日からの事をみんなで話していた。
ラウールは今まで両親以外でここまで長く一緒に過ごしたことがなかったから、距離の取り方を考えていた。しかし、この2人とは相性も悪くなく、素を出して行こうと考えた。
そして、もうしばらくは一緒に旅をしようと考えて・・・。
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