伯爵令嬢は身の危険を感じるので家を出ます 〜伯爵家は乗っ取られそうですが、本当に私がいなくて大丈夫ですか?〜
マトリカリア伯爵家は代々アドニス王国軍の衛生兵団長を務める治癒魔法の名門です。
神々に祝福されているマトリカリア家では長女として胸元に十字の聖痕を持った娘が必ず生まれます。
その娘が使う強力な治癒魔法の力で衛生兵をまとめ上げ王国に重用されてきました。
そのため、家督はその長女が代々受け継ぎ、魔力容量の多い男性を婿として迎えています。
しかし、今代のマトリカリア伯爵令嬢フリージアは聖痕を持って生まれたにも関わらず治癒魔法を使えません。
それでも両親に愛されて幸せに暮らしていました。
衛生兵団長を務めていた母カトレアが急に亡くなるまでは。
フリージアの父マトリカリア伯爵は、治癒魔法に関してマトリカリア伯爵家に次ぐ名門のハイドランジア侯爵家の未亡人アザレアを後妻として迎えました。
アザレアには女の連れ子がいました。連れ子のガーベラは聖痕こそありませんが治癒魔法の素質があり、治癒魔法を使えないフリージアは次第に肩身の狭い思いをすることになりました。
アザレアもガーベラも治癒魔法を使えないフリージアを見下して、まるで使用人のように扱います。
そしてガーベラが王国軍の衛生兵団入団試験に合格し王宮に勤め始めたのをきっかけに、父のマトリカリア伯爵すらフリージアを疎ましく思い始め、アザレアに言われるがままガーベラに家督を継がせたいと考えるようになります。
治癒魔法こそ使えませんが、正式には未だにマトリカリア家の家督はフリージアにあるため、身の危険を感じたフリージアは家を出ることを決意しました。
しかし、本人すら知らないだけでフリージアにはマトリカリアの当主に相応しい力が眠っているのです。
※最初は胸糞悪いと思いますが、ざまぁは早めに終わらせるのでお付き合いいただけると幸いです。
神々に祝福されているマトリカリア家では長女として胸元に十字の聖痕を持った娘が必ず生まれます。
その娘が使う強力な治癒魔法の力で衛生兵をまとめ上げ王国に重用されてきました。
そのため、家督はその長女が代々受け継ぎ、魔力容量の多い男性を婿として迎えています。
しかし、今代のマトリカリア伯爵令嬢フリージアは聖痕を持って生まれたにも関わらず治癒魔法を使えません。
それでも両親に愛されて幸せに暮らしていました。
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治癒魔法こそ使えませんが、正式には未だにマトリカリア家の家督はフリージアにあるため、身の危険を感じたフリージアは家を出ることを決意しました。
しかし、本人すら知らないだけでフリージアにはマトリカリアの当主に相応しい力が眠っているのです。
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歌川ピロシキ様、感想ありがとうございます。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
私もディセントラ公爵様は好きなキャラです。ちょい役になってしまいましたけど。
ガーベラは反省の色が見て取れるので、王太子の婚姻の恩赦で出してもらえたりするかもしれませんよ。
べりーたわー様、感想ありがとうございます。
絶対王政なので父と義母は速やかに処刑されています。ガーベラは檻の中です。
卓也様、感想ありがとうございます。
結末は決めていた通りになんとか収まりました。最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
ななん様、感想ありがとうございます。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。ちょっと歳の差ですけど、えいやって感じです。
ifも少しずつ書き伸ばしていきますので、よろしくお願いします。
naturalsoft様、感想ありがとうございます。
楽しんでいただけて嬉しいです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また私の作品をよろしくお願いします。
naturalsoft様、感想ありがとうございます。
フリージアはとんでもない人に気に入られてしまいました。
hidamarineko様、感想ありがとうございます。
楽しんでいただけて嬉しいです。
ご指摘の部分ですが、フリージアの父親が撒いた誘引剤に引かれた魔物がライラックの妻を殺害したという設定は、実は最初はその通りだったのですが、ライラックと結ばれらるのが絶対に不可能かなと思ってやめました。
時系列的に、アイリスが襲われる→討伐隊が派遣される→誘引剤で事故が起きる、となっています。わかりにくくて申し訳ありません。
逆にライラックの妻のせいで、フリージアの母親が死んだと言えなくもなくて、フリージアはそこまで思い至っていないので、この辺りの心理描写を今作では描きませんでした。別作でライラック視点で描いてみたいと思います。
分岐については、ちょっと心が折れかけたのですが、肯定的にみていただける方もいてくれて安心しています。
yosuke様、感想ありがとうございます。
分岐については初めて試みたので善悪がよくわかりません。まずいことをしてしまったのでしょうか。
投稿させていただいていますが、私は様々な要因で書いてきたものに自信が無くなります。前作で非常にそれが強くて、今作も毎回緊張しながらながら投稿しています。好きだからいいのですけど。
好きなお話と言っていただけて、多少は気が楽になりました。また機会があったら私の作品を手に取っていただけたらと願うばかりです。
Kimy様、感想ありがとうございます。
楽しみにしていただけて嬉しいです。ちょっと私には選べませんでした☺️
あちらのフリージアにはもっとお仕事頑張ってもらうつもりです。
naturalsoft様、感想ありがとうございます。
終わる前に撒いておいた伏線の回収だけしちゃいました。ちょっと強引だったかな……
昇格→陞爵ではないでしょうか?
とまとさん様、感想ありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。陞爵という言葉を知りませんでした。勉強になります。
Kimy様、感想ありがとうございます。
そういう話も無くはないです☺️
ひろパパ様、感想ありがとうございます。
最初は公爵様とやり合うつもりだったのですが、そこまで話を広げたら長くなりそうなのでやめました。
ひろパパ様、感想ありがとうございます。
「聖女に負けて処刑された悪役令嬢、転生先で聖女になる」とかありそうですね。
フリージアも調薬を頑張りますけど、やっぱりガーベラさんの万能感。
naturalsoft様、感想ありがとうございます。
ガーベラは聖女に悪意を抱いているのて、国王が病に伏せると偵察を仕掛けてくる隣国には流しにくいかもしれません。
カトレアはほんとに男を見る目が無いですよね。父はカトレアが居なくなってマトリカリアを維持出来ない焦りから、母子は居場所が欲しかった感じでしょうか。
ひゅうが ちなつ様、感想ありがとうございます。
全くおっしゃる通りで、両親は確実に処刑までいくでしょうけど、ガーベラは命で償うかどうかというところです。
更生は難しそうですね。
生い立ちのせいかすっかり歪んでしまってますからね。母親ゆずりで性格が悪いだけかもしれませんけど。
マイク様、感想ありがとうございます。
あと、己の父親の、もですね😓
天牢様、感想ありがとうございます。
フリージアの神聖性を増したかったのと、ちょっと後味を悪くしようとしてガーベラ視点を展開しましたけど、やっぱりそうなりますよね。私もそう感じます
さんしろう様、感想ありがとうございます。
最初からそのつもりでいたキャラクターですが、なんだか勿体ない気がしています。
ひろパパ様、感想ありがとうございます。
マトリカリア伯爵は今から痛い目に遭いますけど、それを含めて処刑まで描写せずに退場してもらいます。
まだ書き切っていないので、ガーベラについては存命くらいは含みを持たせても良い気はします。
ジャック様、感想ありがとうございます。
明日からフリージア視点でまた……
卓也様、感想ありがとうございます。
応援いただけて大変嬉しいです。
今作のパーフェクトヒールはご指摘の通り末期癌のつもりで描写した陛下の病を含む病気と、臓器まで含む身体の欠損まで怪我を治療します。また、毒などの状態異常も消し去るつもりでいました。
陛下を病気にするか、毒にするかは最後まで悩んでいました。
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ただ、ルピナス様の時に内臓まで傷が達していたという表記については、ライラックの最初の台詞とカラードからの確認時にわざと繰り返させていただいていました。結構前の話ですけど。
miyabi様、感想ありがとうございます。
ガーベラを救済することも考えましたが、やはりノリノリでフリージアをいびっていたので、更生の余地なしという感じでいます。
確かにフリージアと組んだら良さそうですね。勿体ないことをしたかもしれません。
ジャック様、感想ありがとうございます。
フリージアは一つしか魔法を使えないという謎設定になっています。お母様がそれを知っていたのは、たまたま指輪に触れたときにでも発動したからという後付けを今思い付きました。
naturalsoft様、感想ありがとうございます。
楽しみにしていただけて嬉しいです。
パーフェクトヒールはとんでもない魔法に仕上がってきました。