転生先は『乙女ゲーでしょ』と余裕ぶっていたら、オチが決まっていました~しかも推しじゃない~

「お詫びに、好きな世界へ転生させてやろう」
「あなたが神か?」
「そうじゃ、わしが神じゃ」

 神の手違い、いや己の圧倒的不運で現世での命を終えた、派遣社員の雲野渚(うんのなぎさ)。

 もう戻れないというので割り切って、大好きな乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生させて欲しいと願う。

「はぁ……ライエン尊い……待っててね!」

 ゲームの表紙も中央に描かれたメインヒーロー、赤髪の第一王子ライエン。
 推しである彼を想い、彼との結末へ至るまでのイベントを回顧し。
 神から力が放たれた。

(幼少期? それともゲームの舞台である魔法学校入学前?)

 転生者としての目覚めの時はいつだろう。
 そう、期待に胸を膨らませたのだが。



(…………これ、メーアスのエンディングじゃね?)


 本編どころか、今まさに生涯の誓いを交わすその瞬間に転生者として覚醒する。

 ----しかも相手は、推しじゃない!?



◇◆◇◆
※執筆中の作品から、こういう世界線があっても面白いな? と思い、短編でパラレルとして書いてみました。短めです。
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