生まれた時からスペアとして辺境で密かに育てられた竜王の血筋を持つ希少種人族 アクアドリンは自立を目指す
エンドリアン王国は 緑と水の豊な大地に恵まれ 2千年を超えて平和を維持している。それは 竜王の庇護があるからに他ならない。その大いなる恩恵を人々は忘れたように暮らしている。が 王家は 忘れたくても忘れるわけにはゆかなかった。
竜王から召し出しがあれば、王家から皇子とその側近たちが 竜王国へ 竜王のそばにて暮らすことが契約されていた。
第88代現国王には、すでに成人(18歳)に達した第一皇子と13歳になった第二皇子がいた。
そして ひと月ほど前に 第三皇子?が誕生した。双子であったので、第三皇子と第四皇子が誕生したことになる。王はすぐさま双子で生まれたことに緘口令をしいた。
あとから生まれた第四皇子は 未熟児に近かったので 王家にて第三皇子として育てることにした。
第四皇子より先に生まれた第三皇子は 丸々として大声で泣く赤ん坊で 縁戚にあたる辺境伯に預けられた。王家の皇子として生まれたことを秘密にされた。
第三皇子の身分を隠して 辺境伯の第三子としてのびのびと育てられたアクアドリンは すくすくと成長し 間もなく成人を迎える。
16歳のときに 辺境伯の実子でないと知ったアクアドリンは 自立を目指して 働くことにする。
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