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第40話

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 世界樹のある森の異変を解決した後は、予定通り調査することができていた。

 二―ルド国は更に繁栄するようで、私は力になることができて嬉しい。
 その後は城に戻り、部屋でウルクが私に話す。

「エルノアがいてくれたから、異変が起きてもすぐに解決することができた。ありがとう」
「ウルク様の力があったからですよ……本当に私の結界魔法がなければ、杭の場所はわからなかったのですか?」

 気になっていることがあり、私は尋ねる。
 私は結界に干渉することで、強力な魔力を宿した物質を発見した。
 ウルクぐらい実力のある魔法使いなら、見ただけでわかったかもしれない。

 私が尋ねると、ウルクは頷いて返答する。

「杭の魔法道具と言ったが、俺には木にしか見えなかった……8本全部見つけるとなれば、エルノアがいなければ数ヶ月はかかっていただろう」
「そうなると、私の結界魔法を使わせることが目的だったのかもしれません」

 今回の問題を対処するためには、私の結界魔法を使うのが最善となる。
 そうなると……私を森に向かわせることが、設置した人の狙いなのかもしれない。
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