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第30話:夜中に散歩していろいろと考える
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夕食は、一応、パーティーのメンバー全員で、食堂でとるってことだったんだけど、また、ボリスが村の仕事とかでどっかへ行ってしまった。今夜は帰って来ないってことだ。
本当に、村長選挙に出馬するつもりなんじゃないのかしら、ボリスのおっさんは。
各地に愛人がいるってばれたら落選確定だと思うけど。
そして、まだ、ケンは部屋で食べるので、ローラが持って行った。
二人で食べるらしい。
なんだか落ち着きの無いローラ。
恋しちゃったんだろうなあ、ケンに。
そんなわけで、あたしとケイティとカイだけ。
ケイティはまだ元気がない。
チョコを食っても元気は取り戻せなかったようだ。
かわいそう。
さっさと食べて部屋に戻ってしまった。
カイはだけのほほんとしている。
あたしはカイと二人だけになったので、ちょっとボリスについて聞いてみた。
「ねえ、ケンから聞いたんだけど、ボリスって各地に愛人がいるって話なんだけど」
「ああ、そうみたいね、本人が自慢してたよ。田舎には綺麗な嫁さんがいるって話だけどねえ」
愛人自慢してたのかよ、しょうがないおっさんだな。
おまけに、ちゃんと奥さんもいるのか。
まあ、いいわ、おっさんのことは。
ケンとローラのことはどうしよう。
カイは何も知らないわよねえ。
ちょっと、ボリスの件でうまく隠して聞いてみよう。
「あの、それでカイは何とも思わないの、ボリスが愛人いっぱい持っているってのに、あなたとケンはボリスと三人でボートで愛し合っていたんじゃないの、夜に」
「あれ、何で知ってんの。また覗きですか、マリア副リーダー、やめてくれないかなあ」
マジ変態覗き女認定されてしまったなあ、あたしは。
「だから覗きじゃないって、偶然よ」
「まあ、あれはボリスから誘われたんでね。久々に帰ってきたんで、つい盛り上がってしまっただけで、別にボリスが誰と遊ぼうと知ったことではないなあ」
ふーん、ケンとカイもボリスが好きってわけじゃないわけね。
単なるお遊びっていう事かしら。
同性愛者ってこういう事はよくするのかしら。
よくわからないわ。
「まあ、あなたにはケンがいるから問題ないってことかしら」
「そうだな、アレックスには惑わされたけど、やっぱりケンのほうがいいな」
つまり、ケンを挟んでカイとローラが争う三角関係か。
そこに、あのおっさん、じゃなくて、ボリスがローラにちょっかいをかけていると。
四角関係ですか。
ああ、面倒くさいなあ。
しかし、ローラとケンがくっついたら、カイはどう思うのだろう。
またボリスの名前を借りてカイに聞いてみる。
「お遊びって言ったけど、もし、ボリスとケンが本気で付き合い始めたら、カイはどうすんの」
「いや、それでもかまわない」
「え、かまわないの」
「ケンはいい奴さ。俺はあいつがどんな奴と付き合ってもかまわん。アレックスの件で目が覚めたぞ。俺はケンの全てを愛している。だから、ケンが誰と付き合おうがどうでもいいよ。あいつと俺は心でつながっているんだ」
ホンマかいな。
いいのかなあ。
ケンは、俺はやっぱり女が好きかなあとか思い始めているのに。
ケンがローラと付き合いはじめて結婚しちゃっても、いいのか、カイは。
ああ、そこまでは聞けないなあ。
何だか、本当に疲れた。
だいたい、あたしには何の経験もないんだぞ。
その夜。
夜中に起きる。
ケイティはいびきをほとんどしていない。
いつもは大の字に寝ているのに。
丸まって寝ている。
サム君のことが気になるのかしら。
うーん、やっぱりかわいそうだわ。
なぜか、湖の方を見る。
もう習慣になってしまった。
覗きじゃないぞ。
まあ、今日はボートは浮かんでないでしょう。
と思ったら、浮かんでいる。
え、誰がやってんの。
しかし、よく見ると、ロウソクなんかじゃなくて、携帯ランプを置いて、湖面を堂々と照らしている。
あら、宿屋の主人のイアンさんだ。
釣り竿を持っている。
夜釣りかしら。
イアンさん、釣りが趣味なのか。
それとも、宿屋の食材を釣ってるのかしら。
昼間は宿屋の仕事で忙しいから、夜中に釣りをしてるのかしら。
まあ、ボートの上でのいかがわしい行為は無しと。
しかし、誰かやってんのって外を見るあたしは、何なんだろうか。
覗きが趣味って言われても仕方がないことになってきたぞ。
あたしはカーテンを閉める。
しかし、どうも眠れない。
頭がモヤモヤするぞ。
ちょっと頭の中身を冷やしたいわ。
散歩にでも行くか。
夜だけどこの村は平和だから大丈夫でしょう。
けど、一応、護身用に弓矢を持って行く。
携帯ランプを腰にぶら下げて、湖の周辺をダラダラと歩く。
ちょっと頭の中を整理するぞ。
えーと、まずはケイティの件。
サム君との交際を認めてもらうために、あたしは地主さんのとこへ行く。
あたしなんかの説得を聞いてくれるかしら。
まあ、行ってみないとわからないけど。
ケイティちゃん、すごくいい娘なのになあ。
いいじゃない、お友達なら。
あ、けど、ボートの上でキスしてたわね。
もう恋人同士ね。
ああ、羨ましい。
あたしの十三才の頃はどうだったかしら。
家畜のブタにエサやりしてたら、ブタがエサに興奮して、突っ込んできて、顔面でぶつかってしまったことがあったわね。
え、あれがあたしのファーストキスなの。
ファーストキスの相手が家畜のブタ。
情けない。
ああ、そんなことはなかったことにするわ!
で、ローラの件。
ケンとくっつくのかしら。
その時、カイは許すのかなあ。
『俺はケンの全てを愛している。だから、ケンが誰と付き合おうがどうでもいいよ。あいつと俺は心でつながっているんだ』
本当かなあ。
実際はローラとケンを取り合うんじゃないの。
けど、ローラもなあ。
案外、あっさりと冷めちゃうかも。
逆にケンの方がショックを受けるかもしれないなあ。
後、ボリスがローラにちょっかいかけるのはやめさせると。
他の愛人と遊んでよ、このエロ親父って感じね。
けど、あたしもひどいわよねえ。
ほんのついこの前までは、あの分厚い胸に抱かれたいとか思っていたのに。
けど、女って冷めるときはすっと冷めるのよ。
あたしだけかしら。
しかし、何であたしが悩まなきゃいけないのよ。
他人の恋愛に。
こっちは恋人なんていたことないんだぞ。
何であたしに相談すんのよ、嫌がらせしてんのかしらって世界の中心で叫びたくなるわね。
まあ、そんなことを考えながら、ぶらぶらと夜の湖畔を散歩。
ボート小屋の辺りまで来た。
あれ、女性が一人ポツンと裏返しになったボートの上に座っている。
すごい美人だわ。
って、見たことある。
「あれ、アレックスじゃないの」
「ああ、マリア」
相変わらず、きれいだわね。
男だけど。
けど、元気ないような感じがする。
やつれた感じがする。
そして、やつれているとなお美貌が目立つ。
ああ、羨ましい。
「どうしたの、こんなところで」
「新しいパーティーに入ったんだけど、すぐに追い出されちゃって。他のパーティーも全然相手にしてくれないの」
例の悪い噂が広まってしまったのかしら。
うーん、この人には、処女ネタでさんざん馬鹿にされたんだけど。
いや、最初にこの人を不快にさせたのはあたしの方だったっけ。
それに、けっこう意外とリーダーとしてのあたしを冷静にさせようとしてた時もあったわね。
悪い人ではないのだろうなあ。
人間とは不思議だなあ。
あれだけ、嫌な人だなあと思っていたんだけど。
悄然としている姿を見て、少しかわいそうになってきた。
ちょっと、心配になってきた。
「あの、アレックス、調子が悪そうだけど」
「そうですね、体調は悪くないんですけど、仲間がいないというのはやはりつらいですね」
毎日、男と抱き合わないと元気が出ない人だものねえ。
「ただ、私も少し後悔してまして」
「後悔?」
「別に悪い事をしているつもりはなかったんですけど、いつの間にかパーティーの雰囲気を悪くさせていたみたいですね」
おお、けっこう反省しているのね。
「それに、前に言ったことがありますけど、一人の人を好きになりたいって言うのは本当なんですよ」
あれ、五人で楽しんだとか、ケンとカイをもてあそんでたような気がしたけど、まあ、いいか、反省しているなら。
そして、おずおずとアレックスがあたしに頼んできた。
「あの、申し訳ありません。それで、あなたのパーティーに復帰できないかしら」
あたしに頭を下げるアレックス。
ちょっとあたしは考える。
この人を加入させると、いろいろと問題よねえ。
けど、本人には悪気はないんだよなあ。
少し反省したみたいだし。
それに、美人のローラをはるか上を行く美人よねえ。
男だけど。
アレックスが復帰すれば、モンスター面食いオヤジのボリスはローラからアレックスに目標を変更するのではないだろうか。
それに、この人の回復魔法はローラより断然上だわ。
アレックスが回復役、ローラは回復役ではなく剣士としてケンをサポート。
おお、これでいいのではないだろうか。
「あの、じゃあ、この前みたいなトラブルはしないって約束してくれるかしら」
「はい、わかりました」
よし、アレックスをパーティーに復帰させよう。
でも、大丈夫かしら。
また、アレックスが自分だけ愛してとか言いそうだわ。
けど、ボリスとカイで愛してやればいいんじゃないの。
ああ、でもスケベ親父のボリスがそこら中に愛人を持っているのがわかったらアレックスは不快でしょうね。
また、トラブルにならないかしら。
ちょっと不安になるあたし。
本当に、村長選挙に出馬するつもりなんじゃないのかしら、ボリスのおっさんは。
各地に愛人がいるってばれたら落選確定だと思うけど。
そして、まだ、ケンは部屋で食べるので、ローラが持って行った。
二人で食べるらしい。
なんだか落ち着きの無いローラ。
恋しちゃったんだろうなあ、ケンに。
そんなわけで、あたしとケイティとカイだけ。
ケイティはまだ元気がない。
チョコを食っても元気は取り戻せなかったようだ。
かわいそう。
さっさと食べて部屋に戻ってしまった。
カイはだけのほほんとしている。
あたしはカイと二人だけになったので、ちょっとボリスについて聞いてみた。
「ねえ、ケンから聞いたんだけど、ボリスって各地に愛人がいるって話なんだけど」
「ああ、そうみたいね、本人が自慢してたよ。田舎には綺麗な嫁さんがいるって話だけどねえ」
愛人自慢してたのかよ、しょうがないおっさんだな。
おまけに、ちゃんと奥さんもいるのか。
まあ、いいわ、おっさんのことは。
ケンとローラのことはどうしよう。
カイは何も知らないわよねえ。
ちょっと、ボリスの件でうまく隠して聞いてみよう。
「あの、それでカイは何とも思わないの、ボリスが愛人いっぱい持っているってのに、あなたとケンはボリスと三人でボートで愛し合っていたんじゃないの、夜に」
「あれ、何で知ってんの。また覗きですか、マリア副リーダー、やめてくれないかなあ」
マジ変態覗き女認定されてしまったなあ、あたしは。
「だから覗きじゃないって、偶然よ」
「まあ、あれはボリスから誘われたんでね。久々に帰ってきたんで、つい盛り上がってしまっただけで、別にボリスが誰と遊ぼうと知ったことではないなあ」
ふーん、ケンとカイもボリスが好きってわけじゃないわけね。
単なるお遊びっていう事かしら。
同性愛者ってこういう事はよくするのかしら。
よくわからないわ。
「まあ、あなたにはケンがいるから問題ないってことかしら」
「そうだな、アレックスには惑わされたけど、やっぱりケンのほうがいいな」
つまり、ケンを挟んでカイとローラが争う三角関係か。
そこに、あのおっさん、じゃなくて、ボリスがローラにちょっかいをかけていると。
四角関係ですか。
ああ、面倒くさいなあ。
しかし、ローラとケンがくっついたら、カイはどう思うのだろう。
またボリスの名前を借りてカイに聞いてみる。
「お遊びって言ったけど、もし、ボリスとケンが本気で付き合い始めたら、カイはどうすんの」
「いや、それでもかまわない」
「え、かまわないの」
「ケンはいい奴さ。俺はあいつがどんな奴と付き合ってもかまわん。アレックスの件で目が覚めたぞ。俺はケンの全てを愛している。だから、ケンが誰と付き合おうがどうでもいいよ。あいつと俺は心でつながっているんだ」
ホンマかいな。
いいのかなあ。
ケンは、俺はやっぱり女が好きかなあとか思い始めているのに。
ケンがローラと付き合いはじめて結婚しちゃっても、いいのか、カイは。
ああ、そこまでは聞けないなあ。
何だか、本当に疲れた。
だいたい、あたしには何の経験もないんだぞ。
その夜。
夜中に起きる。
ケイティはいびきをほとんどしていない。
いつもは大の字に寝ているのに。
丸まって寝ている。
サム君のことが気になるのかしら。
うーん、やっぱりかわいそうだわ。
なぜか、湖の方を見る。
もう習慣になってしまった。
覗きじゃないぞ。
まあ、今日はボートは浮かんでないでしょう。
と思ったら、浮かんでいる。
え、誰がやってんの。
しかし、よく見ると、ロウソクなんかじゃなくて、携帯ランプを置いて、湖面を堂々と照らしている。
あら、宿屋の主人のイアンさんだ。
釣り竿を持っている。
夜釣りかしら。
イアンさん、釣りが趣味なのか。
それとも、宿屋の食材を釣ってるのかしら。
昼間は宿屋の仕事で忙しいから、夜中に釣りをしてるのかしら。
まあ、ボートの上でのいかがわしい行為は無しと。
しかし、誰かやってんのって外を見るあたしは、何なんだろうか。
覗きが趣味って言われても仕方がないことになってきたぞ。
あたしはカーテンを閉める。
しかし、どうも眠れない。
頭がモヤモヤするぞ。
ちょっと頭の中身を冷やしたいわ。
散歩にでも行くか。
夜だけどこの村は平和だから大丈夫でしょう。
けど、一応、護身用に弓矢を持って行く。
携帯ランプを腰にぶら下げて、湖の周辺をダラダラと歩く。
ちょっと頭の中を整理するぞ。
えーと、まずはケイティの件。
サム君との交際を認めてもらうために、あたしは地主さんのとこへ行く。
あたしなんかの説得を聞いてくれるかしら。
まあ、行ってみないとわからないけど。
ケイティちゃん、すごくいい娘なのになあ。
いいじゃない、お友達なら。
あ、けど、ボートの上でキスしてたわね。
もう恋人同士ね。
ああ、羨ましい。
あたしの十三才の頃はどうだったかしら。
家畜のブタにエサやりしてたら、ブタがエサに興奮して、突っ込んできて、顔面でぶつかってしまったことがあったわね。
え、あれがあたしのファーストキスなの。
ファーストキスの相手が家畜のブタ。
情けない。
ああ、そんなことはなかったことにするわ!
で、ローラの件。
ケンとくっつくのかしら。
その時、カイは許すのかなあ。
『俺はケンの全てを愛している。だから、ケンが誰と付き合おうがどうでもいいよ。あいつと俺は心でつながっているんだ』
本当かなあ。
実際はローラとケンを取り合うんじゃないの。
けど、ローラもなあ。
案外、あっさりと冷めちゃうかも。
逆にケンの方がショックを受けるかもしれないなあ。
後、ボリスがローラにちょっかいかけるのはやめさせると。
他の愛人と遊んでよ、このエロ親父って感じね。
けど、あたしもひどいわよねえ。
ほんのついこの前までは、あの分厚い胸に抱かれたいとか思っていたのに。
けど、女って冷めるときはすっと冷めるのよ。
あたしだけかしら。
しかし、何であたしが悩まなきゃいけないのよ。
他人の恋愛に。
こっちは恋人なんていたことないんだぞ。
何であたしに相談すんのよ、嫌がらせしてんのかしらって世界の中心で叫びたくなるわね。
まあ、そんなことを考えながら、ぶらぶらと夜の湖畔を散歩。
ボート小屋の辺りまで来た。
あれ、女性が一人ポツンと裏返しになったボートの上に座っている。
すごい美人だわ。
って、見たことある。
「あれ、アレックスじゃないの」
「ああ、マリア」
相変わらず、きれいだわね。
男だけど。
けど、元気ないような感じがする。
やつれた感じがする。
そして、やつれているとなお美貌が目立つ。
ああ、羨ましい。
「どうしたの、こんなところで」
「新しいパーティーに入ったんだけど、すぐに追い出されちゃって。他のパーティーも全然相手にしてくれないの」
例の悪い噂が広まってしまったのかしら。
うーん、この人には、処女ネタでさんざん馬鹿にされたんだけど。
いや、最初にこの人を不快にさせたのはあたしの方だったっけ。
それに、けっこう意外とリーダーとしてのあたしを冷静にさせようとしてた時もあったわね。
悪い人ではないのだろうなあ。
人間とは不思議だなあ。
あれだけ、嫌な人だなあと思っていたんだけど。
悄然としている姿を見て、少しかわいそうになってきた。
ちょっと、心配になってきた。
「あの、アレックス、調子が悪そうだけど」
「そうですね、体調は悪くないんですけど、仲間がいないというのはやはりつらいですね」
毎日、男と抱き合わないと元気が出ない人だものねえ。
「ただ、私も少し後悔してまして」
「後悔?」
「別に悪い事をしているつもりはなかったんですけど、いつの間にかパーティーの雰囲気を悪くさせていたみたいですね」
おお、けっこう反省しているのね。
「それに、前に言ったことがありますけど、一人の人を好きになりたいって言うのは本当なんですよ」
あれ、五人で楽しんだとか、ケンとカイをもてあそんでたような気がしたけど、まあ、いいか、反省しているなら。
そして、おずおずとアレックスがあたしに頼んできた。
「あの、申し訳ありません。それで、あなたのパーティーに復帰できないかしら」
あたしに頭を下げるアレックス。
ちょっとあたしは考える。
この人を加入させると、いろいろと問題よねえ。
けど、本人には悪気はないんだよなあ。
少し反省したみたいだし。
それに、美人のローラをはるか上を行く美人よねえ。
男だけど。
アレックスが復帰すれば、モンスター面食いオヤジのボリスはローラからアレックスに目標を変更するのではないだろうか。
それに、この人の回復魔法はローラより断然上だわ。
アレックスが回復役、ローラは回復役ではなく剣士としてケンをサポート。
おお、これでいいのではないだろうか。
「あの、じゃあ、この前みたいなトラブルはしないって約束してくれるかしら」
「はい、わかりました」
よし、アレックスをパーティーに復帰させよう。
でも、大丈夫かしら。
また、アレックスが自分だけ愛してとか言いそうだわ。
けど、ボリスとカイで愛してやればいいんじゃないの。
ああ、でもスケベ親父のボリスがそこら中に愛人を持っているのがわかったらアレックスは不快でしょうね。
また、トラブルにならないかしら。
ちょっと不安になるあたし。
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