あなたにおすすめの小説

飛べないと捨てられたので、竜ごと出て行きます 表紙

飛べないと捨てられたので、竜ごと出て行きます

「お前は竜に乗れもしない、ただの妻だろう」 竜騎士団長の夫はそう言って、飛べる従騎士の娘を選びましたわ。 ええ、わたくしは飛べません。十二年、地上におりました。 夜明け前に三十一頭の寝息を数え、歯を磨き、爪の砂を取り、冬に毛布を掛け、契約を編んで。——この国でただひとりの「調律者」として。 竜は、人を乗せない生き物ですのよ。竜自身が「乗せてもいい」と決めない限り。そして竜が誰の言葉で頷いてきたか、あの方は十二年、一度もお考えにならなかった。 離縁されて、わたくしは竜舎を出ました。 三日後から、竜は一頭も飛ばなくなりましたの。 怒っているのではありませんのよ。竜は報復をしませんもの。ただ——寂しいのです。 そして来月は、三年に一度の、契約更新日ですわ。
恋愛 完結 短編
文字数:2,190
【完結・短編】婚約破棄された悪役令嬢は、隣国でもふもふの息子と旦那様を手に入れる 表紙

【完結・短編】婚約破棄された悪役令嬢は、隣国でもふもふの息子と旦那様を手に入れる

 フィリーナは、婚約者の護衛に突き飛ばされここが前世の乙女ゲームの世界であることに気が付いた。  ……そして、今まさに断罪されている悪役令嬢だった。  婚約者は憎しみを込めた目でフィリーナを見て、婚約破棄を告げた。  ヒロインであろう彼女は、おびえるように婚約者の腕に顔をくっつけて、勝ち誇ったように唇をゆがめた。  ……ああ、はめられた。  断罪された悪役令嬢が、婚約破棄され嫁がされた獣人の国で、可愛い息子に気に入られ、素敵な旦那様と家族みなで幸せになる話です。
恋愛 完結 短編
文字数:12,220
婚約破棄された夜、最強魔導師に「番」だと告げられました 表紙

婚約破棄された夜、最強魔導師に「番」だと告げられました

学院の祝宴で告げられた、無慈悲な婚約破棄。 魔力が弱い私には、価値がないという現実。 泣きながら逃げた先で、私は古代の遺跡に迷い込む。 そこで目覚めた彼は、私を見て言った。 「やっと見つけた。私の番よ」 彼の前でだけ、私の魔力は輝く。 奪われた尊厳、歪められた運命。 すべてを取り戻した先にあるのは……
恋愛 完結 短編
文字数:12,948
飛べない子竜と一緒に捨てられたので、二人で最強になって帰ってきます 表紙

飛べない子竜と一緒に捨てられたので、二人で最強になって帰ってきます

竜騎士の名門・ヴァルデリア公爵家の令嬢イゾルデ。選定の儀でわたくしを選んでくれたのは、翼が豆の葉ほどしかない、産毛ふわふわの子竜でした。 「飛べない竜は不良品だ」――婚約者の竜騎士団副団長ライナス様はそう言い放ち、婚約破棄。この子を捨てれば考え直すと言われましたけれど、お断りいたしますわ。飛べないことと、弱いことは違いますもの。 子竜のテトと二人で流れ着いた西の辺境で、わたくしたちを笑わない人に出会いました。堤と水路を直す王立治水技師のユルゲン様。そしてテトの正体は、千年ぶりに生まれた古代種「地竜」――大地を駆け、山崩れを止め、涸れた土地を蘇らせる、はじまりの竜だったのです。 やがて王都に大地の危機が迫ったとき、頭を下げてきたのは、わたくしたちを捨てたあの人たちで……?
恋愛 完結 短編
文字数:2,588
婚約破棄された地味令嬢、隣国の溺愛王太子様にさらわれて最高の幸せを掴む 表紙

婚約破棄された地味令嬢、隣国の溺愛王太子様にさらわれて最高の幸せを掴む

身を粉にして尽くした婚約者に裏切られ、泥濘の中で涙を流す私。 そんな私を見つけてくれたのは、黄金の髪を持つ美しい隣国の第一王子でした。 「君のような女性こそ、私の隣にふさわしい」 連れて行かれた隣国で、私は初めて「一人の女性」として愛される喜びを知る。 私の魔法、私の心、私のすべてを肯定してくれる彼のおかげで、私は輝きを取り戻していく。 今さら「戻ってこい」と叫ぶ元婚約者の声は、もう私には届かない。 だって私は今、世界で一番幸せなのだから。
恋愛 完結 短編
文字数:13,710
『追放されたポンコツ聖女、辺境で最強神獣をもふっていたら、なぜか冷徹騎士団長が毎日通う溺愛スポットになっていました』 表紙

『追放されたポンコツ聖女、辺境で最強神獣をもふっていたら、なぜか冷徹騎士団長が毎日通う溺愛スポットになっていました』

「お前のような無能な聖女は我が家(国)の恥だ。今日から追放する!」 理不尽な理由で婚約破棄され、王国を追い出された聖女候補のルリエ。 途方に暮れてたどり着いた辺境の村で、彼女は傷ついた「手のひらサイズの可愛い動物(もふもふ)」を拾う。 「うちの子になったからには、美味しいご飯をたくさん食べさせてあげるね!」 そう言ってルリエが気ままに振る舞うお茶や料理は、実は世界の常識を覆す【神級のチート効果】を秘めていた。 ルリエ本人は「私なんてただの一般人ですよ?」と無自覚だが、 彼女が拾ったその可愛いペットは、実は国を滅ぼせるほどの伝説の神獣だった! もちろん本人は「ただの可愛いペット」と可愛がり、神獣側もルリエの前では徹底してか弱い動物を演じているため、周囲の人間だけがその強大すぎる気配に冷や汗を流す日々。 さらに、噂を聞きつけて店にやってきた、冷徹と恐れられる最強の騎士団長・レイも、ルリエの作る料理と無自覚な優しさに触れた瞬間、**人生最大のガチ恋(激重な独占欲)**に陥ってしまう。 「おい、今日も他の男を店に入れるな」「俺以外の男の作ったものを食べるな」と、外ではクールな騎士団長が、足元の神獣と低レベルな嫉妬のバトルを繰り広げながら、今日も店に通い詰めて――? 時々発生する面倒な連中は、最強の神獣と溺愛騎士が裏で秒速撃退(ざまぁ)! ヒロインはのほほんとスローライフ、裏では世界が勝手に大騒ぎ。 笑えて、キュンとして、スカッとする、無自覚チートな大人気スローライフ・ラブコメ、開幕! 追放された不遇な聖女。拾った可愛い動物の正体は国を滅ぼす最強神獣で、さらに最強の騎士様が毎日通ってくるんですが――!? 1話完結でサクッと読めて、甘々とざまぁが止まらない癒やし系ラブコメ!
恋愛 連載中 長編
文字数:111,819
触れると魔力が暴走する王太子殿下が、なぜか私だけは大丈夫みたいです 表紙

触れると魔力が暴走する王太子殿下が、なぜか私だけは大丈夫みたいです

異性に触れれば、相手の魔力が暴走する。 そんな宿命を背負った王太子シルヴェスターと、 ただひとり、触れても何も起きない天然令嬢リュシア。 誰にも触れられなかった王子の手が、 初めて触れたやさしさに出会ったとき、 ふたりの物語が始まる。 これは、孤独な王子と、おっとり令嬢の、 触れることから始まる恋と癒やしの物語
恋愛 完結 短編
文字数:9,313
地味な女はお払い箱ですか?なら、もっと身の丈に合う場所へ行きます 表紙

地味な女はお払い箱ですか?なら、もっと身の丈に合う場所へ行きます

「恥ずかしくて一緒に歩けない」 ……そんなひどい言葉で、私のすべてを否定した婚約者。 彼の隣には、私とは大違いの、誰もが振り返るような華やかな令嬢が寄り添っていました。 惨めで、哀れで、息をすることさえ苦しい。 冷たい視線に晒され、逃げるように走り出した私に、残されたものはもう何もありません。
恋愛 完結 短編
文字数:10,517