ストロベリー・フロートには宇宙が沈んでいる
放課後の教室は、巨大な水槽のように澱んでいる。
地図にも記憶にもない喫茶店『ドリーム』で出されたのは、真空パックされた銀河を溶かしたような「宇宙ソーダ」だった。
溶けかけのソフトクリーム色の雲を突き抜け、重力を蹴り飛ばし、クラスメイトの夢を盗み食いする——。
これは、退屈な日常の裏側に迷い込んだ少女が、ポケットに「夢の残骸」を隠して歩き出す、甘く危うい放課後の記録。
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