灰降る荒野のシュガーレス・バレット
今や、灰色の風が吹き荒れる荒野こそが、唯一の住所(ふるさと)となった。
青銅の轡(くつわ)を噛み、機械の心臓を鼓動させる悍馬・エディー。
その首にすがりつくのは、まだ言葉を捨てきれぬ少年・ルカ。
そして、荒野の果てに沈む血の陽を撃ち抜こうと銃を抜く、放浪のガンマン・ジャック。
背中合わせに立つ二人は、かつて同じ温もりの中にいたはずの「昨日」と、決して交わることのない「明日」の境界線だ。
地平線まで続くのは、十字架の形をした街灯と、錆びついた記憶の断片だけ。
ここは、神が書き忘れた終着駅。
さあ、靴を履き替えろ。
死んだ陽がもう一度昇る時、我々は「灰降る荒野のシュガーレス・バレット」となって、物語という名の弾丸を空(くう)へ解き放つ。
――嘘つきな夜明けなど、撃ち抜いてしまえ。
青銅の轡(くつわ)を噛み、機械の心臓を鼓動させる悍馬・エディー。
その首にすがりつくのは、まだ言葉を捨てきれぬ少年・ルカ。
そして、荒野の果てに沈む血の陽を撃ち抜こうと銃を抜く、放浪のガンマン・ジャック。
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――嘘つきな夜明けなど、撃ち抜いてしまえ。
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