れいん

ロボットは、“それ”を見つけた。

生きることを拒むように座り込んだ、幼い少女。

無反応――

少女は声をかけても食事を与えても反応が無かった。
ある、音を聞くまでは…



人類が姿を消し、音のない雨が灰色の世界を洗い続ける日本。
壊れかけたロボットと、傷ついた少女が、灰色の終末世界を歩き出す。

それは、短くて長い、ふたりの再生の物語。

・約1時間で読める短編
・切なくて、泣けるファンタジー小説
・終末世界(ポストアポカリプス)の絶望

表紙が気になったら、雨の世界を旅してみてください。
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