真夜中の、猫の屋台

彼女は、大変くたびれていた。
なんとか終電に乗った帰り、誤って1つ前の駅で降りてしまう。

夜中の道を歩いていくと、空きっ腹に沁みる、いい出汁の香りが……!

神社の境内に、ぽつんとおでんの提灯が揺れる。
恐る恐る近づいたおでん屋台は、着物を着たハチワレ猫とぽっちゃり黒猫が出迎えてくれて……
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,667 位 / 184,667件 キャラ文芸 4,361 位 / 4,361件