【完結】六月になったら、君の声が聞こえない~心の声が聞こえる少女と、名無しの少年のひと月の話~
心の声が聞こえる少女と、悪意を反響させる少年。二人の“悪人狩り”の結末は――。
人の心の声が聞こえる高校生・相沢澪は、人混みを避けて生きてきた。
そんな彼女の前に現れたのは、自分と同じ力を持つ謎の少年だった。
「悪人狩りをしよう」
「名無し」「No name」の“エヌ”と名乗った彼は、人々の怒りを集め、罪を犯した者たちを追い詰めていく。
だが、澪が知ったのは、彼が誰よりも孤独で、そして誰よりも死に近い存在だということだった。
ひき逃げ犯。
いじめ加害者。
そして、幼い息子を沈めた母親。
悪意と向き合う中で、二人は少しずつ互いを知っていく。
これは、人の心が聞こえる少女と、名前を持たない少年が過ごした、たったひと月の物語。
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