彼だけが、気付いてしまった
「そなたとの婚約なぞ破棄してくれるっ!」
学院の卒業記念パーティーで、またしても繰り返される王子による婚約者への婚約破棄。だが今回は何やら様相が違った。
王子が傍らに抱き寄せた男爵家令嬢を虐めたと婚約者をなじり、婚約者は身に覚えがないと真っ向から否定する。物証を持ち出しても、証人を立てても彼女は頑なに認めようとしない。
あまりのことに王子の側近候補として取り巻く男子たちも糾弾に加わる。
その中に、彼は、いた。
「大勢でひとりを取り囲んで責め立てるなど、将来の王子妃としてあるまじき……………ん?」
そう。彼は、彼だけが気付いてしまった。
そして彼が気付いたことで、その場の全てがひっくり返っていくことを、王子たちは気付いていなかった⸺!
◆最近こればっかですが設定なしの即興作品です。
思いついたので書いちゃいました。
◆全5話、約12000字です。第1話だけすこし短め(約2000字)です。
◆恋愛ジャンルで投稿しますが恋愛要素はやや薄め、ほぼ最後の方だけです。
もし違和感あればご指摘下さい。ジャンル変更など対応致します。
◆この作品は小説家になろうでも同時公開します。
学院の卒業記念パーティーで、またしても繰り返される王子による婚約者への婚約破棄。だが今回は何やら様相が違った。
王子が傍らに抱き寄せた男爵家令嬢を虐めたと婚約者をなじり、婚約者は身に覚えがないと真っ向から否定する。物証を持ち出しても、証人を立てても彼女は頑なに認めようとしない。
あまりのことに王子の側近候補として取り巻く男子たちも糾弾に加わる。
その中に、彼は、いた。
「大勢でひとりを取り囲んで責め立てるなど、将来の王子妃としてあるまじき……………ん?」
そう。彼は、彼だけが気付いてしまった。
そして彼が気付いたことで、その場の全てがひっくり返っていくことを、王子たちは気付いていなかった⸺!
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感想ありがとうございます。
これはなろう版でも同様のご質問があったのですが、作者の想定としては司法長官嫡男(侯爵家)の婚約者は伯爵家もしくは子爵家です。婚約が解消されても下位貴族から探せるでしょうし、特にそこまで問題にはならないと思われます。
あと司法長官嫡男との婚約解消は司法長官(父親)の意向なので、嫡男はもちろん元婚約者の家でも逆らえないのが実状です。その代わり瑕疵は嫡男にあって元婚約者には一切なく、解消に伴う賠償も支払われてさらに両家の関係性(政略)は変わらず継続、という家格の低い元婚約者側には願ってもない好条件です。
さらに言えば、嫡男と元婚約者は親から決められた政略での婚約者同士で、互いに尊重して仲は悪くはないですが恋愛感情はない、という設定です。
司法長官の嫡男が気付くのは分かるわ~だけど、宰相の嫡男が気付かないのは駄目だなぁ~って改めて思う作品だった。
感想ありがとうございます。
宰相の息子は次男ですね(笑)。
多分、嫡男のほうは優秀で王太子の側近やってるんだと思います。次男の方はそんな兄貴に全ての面で見劣りするダメな子なんでしょう(笑)。
展開が予想外でとても面白かったです!そうよね、司法に関わった家なら、そこ気づいてほしいよね!と思いながら一気読みしました。また他作品も読みに来ます。
感想ありがとうございます。
いやあ、冤罪かけての婚約破棄はテンプレですけど、冤罪かぶせる男の側が令嬢の罪として挙げる具体例と全く同じシチュエーションを婚約破棄の現場でやらかしてるよなあ、って常々思ってたものでして(笑)。
なので登場人物のひとりにそのことを気付いてもらおうかなと。だったらそのひとりには司法長官の息子を起用しようと(笑)。
まあ言ってみればそれだけの作品です(^_^;
似たような一発ネタで『だって、そういうことでしょう?』という作品も書いてますので、よろしければ是非(笑)。