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これが悪役令嬢!?
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小心者のシオンは高級ホテルのような作りの部屋に恐縮してしたが、メリッサと一緒だったのでなんとか落ち着きを取り戻し、一晩明けるのでした。
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「うーん!よく寝たわ~!」
単純なシオンは一晩寝たことで吹っ切れたようである。
「シオンお嬢様、そろそろ一階で朝食の準備が出来ております」
上位貴族の特権で、部屋で食べる事も出来たがシオンはみんなで食べる事を選んだ。
しかし部屋から出ると意外な人物と鉢合わせした。
「あら?奇遇ですわね。こうして会話をするのは初めてかしら?」
ちょうど部屋から出ると、金髪ドリルの女性と鉢合わせしました。
えっ!?
金髪ドリルって存在してたの!?
(失礼なヤツである)
「あ、あの、貴女は?」
「まぁっ!この国の王子の婚約者であるこの私(わたくし)を知らないなんて、失礼ではありませんこと?」
えっ!そうなの!?
「シオンお嬢様、まだいらっしゃった…………うげっ!?」
後から出てきたメリッサが、目の前の金髪ドリルをみて嫌な顔をした。
うん!こいつは知っているな?
「ちょっと失礼!」
シオンは後ろを向いて、ガシッとメリッサの肩を掴んで尋ねた。
コソッ
「メリッサ、この金髪ドリルちゃんは誰よ?この階にはリリィぐらいしか居ないと思ってたんだけど?」
「何を言っているんですか!この金髪ドリルは、バーニングハート公爵家の宿敵であるアークモン侯爵家の令嬢で、スカーレット・アークモン令嬢ですよ」
!?
いつの間にか宿敵になっていたけど、あのアークモン侯爵家の令嬢…………ねぇ?
「貴女達!私の前でコソコソッと失礼ではありませんこと!」
「おほほほ、これは失礼致しました。私はシオン・バーニングハートと申します。お名前をうかがっても?」
コホンッ
「あら♪殊勝な事ですわね。宜しくてよ♪私はスカーレット・アークモンですわ!さぁ!ひれ伏すが良いですわ!」
スカーレットは右腕を前に付き出して決めポーズを取った。
「ははっーーーー!!!!!」
綺麗な土下座をするシオンの姿があった。
すでにオハコになって板についてきていますね♪
「ちょっとシオン!こんなヤツに土下座して、頭を下げる事なんてないわよ!」
「はっ!?つい!………スカーレット、恐ろしい子!」
とてもノリの良いシオンであった。
「うふふふ♪シオンさんが宜しければ、私(わたくし)の取り巻きに加えてあげても良くてっよ?」
「いいえ、それは遠慮します!」
ガクッとするスカーレットに、シオンはジーと見詰めながらジリジリと近付いていった。
「それより………うふふ」
「な、なんですの………?」
急に雰囲気の変わったシオンに後退るスカーレットだった。
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「うーん!よく寝たわ~!」
単純なシオンは一晩寝たことで吹っ切れたようである。
「シオンお嬢様、そろそろ一階で朝食の準備が出来ております」
上位貴族の特権で、部屋で食べる事も出来たがシオンはみんなで食べる事を選んだ。
しかし部屋から出ると意外な人物と鉢合わせした。
「あら?奇遇ですわね。こうして会話をするのは初めてかしら?」
ちょうど部屋から出ると、金髪ドリルの女性と鉢合わせしました。
えっ!?
金髪ドリルって存在してたの!?
(失礼なヤツである)
「あ、あの、貴女は?」
「まぁっ!この国の王子の婚約者であるこの私(わたくし)を知らないなんて、失礼ではありませんこと?」
えっ!そうなの!?
「シオンお嬢様、まだいらっしゃった…………うげっ!?」
後から出てきたメリッサが、目の前の金髪ドリルをみて嫌な顔をした。
うん!こいつは知っているな?
「ちょっと失礼!」
シオンは後ろを向いて、ガシッとメリッサの肩を掴んで尋ねた。
コソッ
「メリッサ、この金髪ドリルちゃんは誰よ?この階にはリリィぐらいしか居ないと思ってたんだけど?」
「何を言っているんですか!この金髪ドリルは、バーニングハート公爵家の宿敵であるアークモン侯爵家の令嬢で、スカーレット・アークモン令嬢ですよ」
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いつの間にか宿敵になっていたけど、あのアークモン侯爵家の令嬢…………ねぇ?
「貴女達!私の前でコソコソッと失礼ではありませんこと!」
「おほほほ、これは失礼致しました。私はシオン・バーニングハートと申します。お名前をうかがっても?」
コホンッ
「あら♪殊勝な事ですわね。宜しくてよ♪私はスカーレット・アークモンですわ!さぁ!ひれ伏すが良いですわ!」
スカーレットは右腕を前に付き出して決めポーズを取った。
「ははっーーーー!!!!!」
綺麗な土下座をするシオンの姿があった。
すでにオハコになって板についてきていますね♪
「ちょっとシオン!こんなヤツに土下座して、頭を下げる事なんてないわよ!」
「はっ!?つい!………スカーレット、恐ろしい子!」
とてもノリの良いシオンであった。
「うふふふ♪シオンさんが宜しければ、私(わたくし)の取り巻きに加えてあげても良くてっよ?」
「いいえ、それは遠慮します!」
ガクッとするスカーレットに、シオンはジーと見詰めながらジリジリと近付いていった。
「それより………うふふ」
「な、なんですの………?」
急に雰囲気の変わったシオンに後退るスカーレットだった。
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