2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~

「俺は、生涯お前しか愛さない。」

その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。


だが、今はー


「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」

冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。

貴方の視界に、俺は映らないー。

2人の記念日もずっと1人で祝っている。

あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。


そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。


あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。


ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー


※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。

表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
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